プレスリリース
阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区、社長:久須勇介)が運営する甲子園歴史館では、6月4日(火)から9月1日(日)までの間、阪神甲子園球場100周年を記念し、日本芸術院会員である彫刻家・宮瀬富之氏の彫刻展「主役は君だ!!」を開催します。
宮瀬氏は、優勝の一校を除いては全て敗者となる高校野球において、ドラマを作る主役は敗者であると捉え、試合の敗者に焦点を当てた彫刻群を制作されてきました。今回の彫刻展では、1988年から2001年にかけて日展に出品された14作品の中から3作品を展示します。
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【展示作品】
・三振・夕陽の中の青春(1990年)
・青春の賛歌をつづった君に栄光あれ(1992年)
・甲子園からのメッセージ(1994年)
【開催期間】
6月4日(火)から9月1日(日)まで
【開催場所】
甲子園歴史館 球場エリア「メモリアルコレクション」内
【入場料】
甲子園歴史館入館料に含まれます(別途料金は不要)。
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【作者プロフィール】
彫刻家 宮瀬富之
1941年 京都府出身 金沢美術工芸大学彫刻専攻卒業後、ヨーロッパ・イタリアに遊学
1974年 文化庁現代美術撰抜展にて招待出品
1999年 金沢美術工芸大学学部専攻主任教授就任
2002年 個展「甲子園の感動14年」開催
2009年 第65回日本芸術院賞を受賞
2022年 日本芸術院会員就任 個展「届け!甲子園球児たちの汗、涙、そして感動」開催
2024年 公益社団法人日本彫刻会理事長就任
人物作品として日展出品作品の代表作
・2013年 「映画の巨匠 想いは遥か」山田洋次氏(映画監督)山田洋次ミュージアムに設置
・2015年 「気魂の球人」黒田博樹氏(野球選手)
・2021年 「大リーガーM氏「入魂の一球」」前田健太氏(野球選手)
【作者メッセージ】
高校球児に魅せられ14年間造り続ける。想えばそれほど私自身感動し続けてきたのだろう。4000校近くの頂点に立つことは正に夢の世界であり奇跡であろう。優勝の一校を除けば皆敗者である。
むろん敗者の方が圧倒的な数だけにドラマを作る主役は敗者なんだと思ったことがある。この時私は彫刻家として形に留めたいと思った。負けの瞬間、気怠いながら無意識にマウンドの地面を力いっぱい叩く者、ただただうなだれる中、涙が地面につきささる。そこにはなりふり構わず敗者が見せる人間としての業・絶望感から読み取れる人間の真の姿、奥深い精神性迄巻き込んだ現象に私の眼は釘づけになった。
また来年も来いよ!!と励ます大観衆。そこには若者を育てる大きな大きなもっと大きな現場教育の修羅があった。そしてもっと大きな教育が埋蔵されているに違いない。
多分、かの大谷翔平氏もきっと体感してきただろうと思う。
追記
当時、全国各地の地方大会そして甲子園(春・夏)大会からの取材を基に事実から作者なりに脚色し現象的表現に徹し作品にしてきた。
◆甲子園歴史館 営業のご案内◆
<営業時間>
10:00〜18:00
※入館は閉館時間の30分前まで
<休館日>月曜日(試合開催日、祝日を除く。)
<入館料>おとな900円、高校生(要学生証)700円、こども500円(税込)
<場所>
〒663―8152 西宮市甲子園町8―15
甲子園プラス2階 甲子園歴史館
<お問合せ>0798-49-4509(営業時間と同じ)
阪神グループは、「“たいせつ”がギュッと。」のブランドスローガンの下、これからも一人ひとりのお客様の“たいせつ”と向き合い、グループ一丸となって阪神らしいブランド体験を提供し続けることで、その信頼と期待に応えてまいります。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/396931/img_396931_3.jpg
阪神電気鉄道株式会社 https://www.hanshin.co.jp/
リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/d8e3c327b0bb9bd03d5917a9ef0dbd4e6ea40625.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
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