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千葉県PRプロジェクト

新五千円札の顔「津田梅子」ゆかりの地・佐倉周辺の歴史さんぽ 今年注目すべき印旛エリアの歴史を深掘り、春のイベント情報を公開!

(@Press) 2024年02月20日(火)15時30分配信 @Press

新五千円札の顔「津田梅子」ゆかりの地として今年注目の佐倉市。かつては、江戸の東を守る要衝として「佐倉城」が置かれ城下町として栄えました。今も旧大名の旧宅や武家屋敷群が残るほか、蘭学のまちとして栄えた歴史的な背景も!
今回は、佐倉を中心とした歴史深い印旛エリアの魅力や注目スポット、さらに春を感じるイベント情報もご紹介します!
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/385287/LL_img_385287_1.jpg
メイン画像

<日本初の女子留学生、女子高等教育のパイオニア「津田 梅子」>
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/385287/LL_img_385287_2.jpg
津田梅子

今年7月に発行される新五千円札の顔となる津田梅子は、佐倉藩士の農学者・津田仙の二女として江戸で生まれた明治の教育家。6歳で日本初の女子留学生として渡米し、約11年間の留学期間を終えて日本に帰国後、女性の地位向上を目指し35歳で現在の津田塾大学の前身、女子英学塾を創立しました。「自立した女性を育成」することを目的とした「高等教育」に力をいれ、日本の女子高等教育の先駆者といわれています。


【新五千円札の顔「津田梅子」ゆかりの地『佐倉市』ってどんなところ?】
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桜の名所としても知られる「佐倉城址公園」

江戸時代には佐倉藩が置かれ、江戸の東を守る要衝として「佐倉城」が築城された「城下町・佐倉」。その地理的な重要性から有力譜代大名が多数配置され、藩主の多くは幕府の要職を務め、政治の面でも江戸幕府を支えてきました。
中でも日本を開国へと導いた堀田正睦(まさよし)は洋学を振興したため、佐倉は江戸に多くの人材を輩出する「学問の都」としても発展。1843年には「佐倉順天堂」が設立され、ここで学んだ若者が明治の医学界で活躍するなど、「蘭学のまち」として広く知られていました。
今も「佐倉城址」には、天守閣跡や、空堀など城の遺構を多く残されており、千葉県内で唯一「日本100名城」に選定されています。
このように、江戸を支え、江戸と共に発展した「城下町・佐倉」は、「門前町・成田」「商家町・佐原」「港町・銚子」とともに、2016年、「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」として日本遺産に認定されています。

所在地: 佐倉市城内町官有無番地
URL : https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/koenryokuchika/3/13/index.html


<PICK UP! 「蘭学のまち」として知られていた学問の都・佐倉>
■「蘭学のまち」佐倉の礎を築いた堀田正睦
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/385287/LL_img_385287_4.jpg
堀田正睦

幕末に佐倉藩主となった堀田正睦は、幕府の老中首座としてアメリカ総領事ハリスと交渉、日米修好通商条約の幕府側責任者として調印に尽力し「開国の父」とも呼ばれました。
また、西洋兵法の導入や農政の刷新など数々の藩政改革をした開明的藩主としても知られ、特に洋学を奨励し佐倉が蘭学の先進地となる下地を作りました。そうした歴史的な背景から、今もなお佐倉市とオランダの文化交流が続くなど、後世に大きな影響を与えています。

■日本の近代医学を支えた蘭学塾 兼 医院「佐倉順天堂記念館」
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/385287/LL_img_385287_5.jpg
佐倉順天堂記念館

堀田正睦の招きを受けたという佐藤泰然(たいぜん)が1843年に開いた蘭医学の塾兼診療所。西洋医学による治療と同時に医学教育が行われ、佐藤尚中(たかなか)をはじめとする明治の医学界をリードする人々を輩出しました。
現在、建物は記念館として、当時用いられていた医学書や医療器具など貴重な資料が展示されています。

所在地: 佐倉市本町81
URL : https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/bunkaka/bunkazai/juntendou/index.html

【現代に受け継がれる歴史遺産「旧堀田邸」と「佐倉武家屋敷」】
■旧堀田邸
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【旧堀田邸】座敷棟の客座敷

旧堀田邸は、最後の佐倉藩主である堀田正倫(まさとも)の邸宅として1890年に竣工されました。明治期の伝統的な和風建築の特色がよく残されており、玄関棟・座敷棟・居間棟・書斎棟・湯殿・土蔵・門番所の7棟が、2006年に国の重要文化財に指定。また、庭園も、邸宅とともに残る旧大名家の庭園としての貴重性から、2015年に国の名勝に指定されています。いずれも一般公開されており、訪れると当時の歴史と文化に触れることができます。

所在地: 佐倉市鏑木町274
URL : https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/sakuranomiryoku/330/roketi/4203.html

■佐倉武家屋敷(旧河原家住宅・旧但馬家住宅・旧武居家住宅)
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/385287/LL_img_385287_7.jpg
佐倉武家屋敷

城下町・佐倉の面影を残す武家屋敷通りに面して建つ「旧河原家住宅」(千葉県指定文化財)、「旧但馬家住宅」(佐倉市指定文化財)、「旧武居家住宅」(国登録文化財)。いずれもかつて佐倉藩士が暮らしていた住宅で、一般公開されており、それぞれの屋敷では、家格の違いによる建坪の広さや家のつくりの違いを見ることができます。
中でも、「旧但馬家住宅」は、当時から現在の場所に建っていた武家屋敷で、年に数回、甲冑試着会も開催されています。甲冑を身にまとい武士の気分を味わってみてはいかがでしょう。

所在地: 佐倉市宮小路町57
URL : https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/bunkaka/bunkazai/buke/3032.html

<PICK UP! 今にもサムライが出てきそう!?「ひよどり坂」>
画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/385287/LL_img_385287_8.jpg
ひよどり坂

「ひよどり坂」は、武家屋敷通りに隣接した古径で、江戸時代からほとんど変わらない美しい竹林が広がっています。緩やかに曲がる坂道には、四ツ目垣、御簾垣、鉄砲垣などが配され、今にも武士が出てきそうな雰囲気から「サムライの古径(こみち)」とも呼ばれています。都心からほど近く、日本らしさを感じられる竹林として、若者や外国人観光客から注目を集めるフォトジェニックスポットです。

所在地: 佐倉市城内町5-23
URL : https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/sakuranomiryoku/1/3599.html

【ちょっと足を延ばせば…もう一つの城跡「本佐倉城跡」が!】
■本佐倉城跡
画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/385287/LL_img_385287_9.jpg
本佐倉城跡

現在の佐倉市と酒々井町(しすいまち)にまたがる本佐倉城は、下総の名門武家・千葉氏の居城として文明年間(1469〜1486)に築かれた城。自然の地形を活かし、台地を削り谷を埋め堀や土塁を配した山城跡には、現在も空堀・土塁・櫓台に守られた郭群などが残されており、戦国時代の面影を残す重要な文化財として1998年に国の史跡に指定されました。下総の政治・経済・文化の中心であった地を散策しながら、歴史の息吹を感じてみては。

所在地: 印旛郡酒々井町本佐倉・佐倉市大佐倉
URL : https://www.town.shisui.chiba.jp/docs/2017120600025/

<PICK UP! 千葉の難読地名の代表格「酒々井町(しすいまち)」のおすすめスポット>
■町名の由来となった「酒の井伝説」
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酒の井の碑

千葉を代表する難読地名の一つ「酒々井町」。町名の由来は、昔、ある孝行息子が父親のための酒を買う金もなく困っていたところ、帰り道に見つけた井戸の水が本物の酒になったという「酒の井伝説」と言われています。
今も円福院神宮寺の境内には、伝説を記念した「酒の井の碑」があります。

所在地: 印旛郡酒々井町酒々井137
URL : https://www.town.shisui.chiba.jp/docs/2014021803876/

■歴史ある酒蔵が営むプレミアムなレストラン「きのえねomoya」
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きのえねomoya

江戸中期から続く酒蔵「飯沼本家」の敷地内にある「きのえねomoya」は、当主家族が代々暮らしていた築約300年の「母屋」を改修したレストラン。
国の登録有形文化財に指定された歴史ある空間で、暦を大切にする酒造りと関わりが深い「二十四節気」をコンセプトにした料理と、蔵元でしか味わえない特別な日本酒を堪能できます。

所在地: 印旛郡酒々井町馬橋106
URL : https://www.iinumahonke.co.jp/lp/kinoene-omoya/

【佐倉を愛するベテランボランティアガイドに聞く 歴史深いまち・佐倉の魅力と楽しみ方】
江戸を支え、江戸と共に発展してきた城下町・佐倉。今回は、そんな歴史深い佐倉市で、文化財やそれに纏わる歴史の魅力を伝える活動に取り組んでいる「文化財ボランティアガイド佐倉」の会長・桐生さんに、ボランティアガイドの活動と佐倉の歴史散歩の楽しみ方について伺いました。

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桐生 矩夫さん

桐生 矩夫(きりゅう のりお)さん
1947年新潟県生まれ。佐倉市在住。
東京消防庁定年退職後、佐倉市民カレッジで4年間学び、2013年に文化財ボランティアガイド佐倉に入会。歴史あふれる佐倉のまちを愛し、武家屋敷、旧堀田邸・佐倉順天堂記念館のボランティアガイドを行う。2023年から会長となり現在に至る。

■訪れた方に歴史と文化の魅力を伝える活動
Q.「文化財ボランティアガイド佐倉」の活動について

「文化財ボランティアガイド佐倉」は、「歴史、文化、自然のまち佐倉」の魅力を訪れる人々に広く伝え、新しい佐倉のまちづくりに役立てるため、旧堀田邸、佐倉武家屋敷、佐倉順天堂記念館などの文化施設を中心にガイドを行っています。会員は定年退職された方が主で、現在は50名ほどで活動しており、研修などを通じてお互いに学び合いながらレベルアップを図り、佐倉に来ていただいた方に、佐倉の文化や歴史に触れて、楽しんでいただけるような活動をしております。

■佐倉の文化財やそれに纏わるストーリーに魅了された
Q.「文化財ボランティアガイド佐倉」に参加されたきっかけは?

現在在籍している多くの方と同様に、私も定年退職した後、「佐倉市民カレッジ」に通っていました。当初は、歴史を学ぶコースではなく、福祉や老人ホーム関係のコースを選択していましたが、通い始めて2年目の時に、まちづくりをテーマに佐倉市のお城や神社仏閣を載せたガイドマップを仲間と制作することになったんです。そのときに初めて、長年住んでいた佐倉の歴史を深く学び、佐倉の文化財やそれに纏わるストーリーに魅了され、「佐倉市民カレッジ」卒業後に文化財ボランティアガイド佐倉に応募しました。

■いかに興味関心を持ってもらえるか
Q.初めて佐倉市を訪れた方や外国の観光客まで様々な方がいらっしゃると思いますが、ガイドを行う上で工夫されていることはありますか?

歴史が好きな人、興味がある人というのは、その人の目や反応ですぐにわかります。興味がある人には、長めに時間をとって、ゆっくり見学できるようにしています。逆に歴史にそこまで興味のなさそうな方には、文化財の解説だけでなく、関連する人やエピソードを交えながらお声がけしています。例えば「旧堀田邸」でいうと、江戸幕府第3代将軍徳川家光の乳母として仕えた春日局は、実は堀田家の親戚であり、徳川家と堀田家の親交のきっかけになったなど、あまり知られていないエピソードを話すと興味を持っていただけることが多いですね。
また、成田空港から近い佐倉市には外国人観光客も多く来られます。特に当時のサムライの生活が覗ける「佐倉武家屋敷」が人気で、その際は語学が堪能なガイドとともに、甲冑体験の着付けなどをお手伝いし、日本の文化を体験し、理解いただけるように活動しています。せっかく佐倉に来ていただいたので、できるだけ興味や関心を持ってもらい、楽しんでいただるように心がけています。
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【ガイドの様子】笑顔を絶やさず、訪れる方の目線に立って、話のテンポや紹介する内容を調整しながら解説することを心がけている。
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【ガイドの様子】家族や団体でガイドに参加される方も多い。

■佐倉は自分好みの歴史散歩を楽しめるまち
Q.今後佐倉市を訪れた方に、どのように歴史散歩を楽しんでいただきたいですか?

我々が常駐しガイドする旧堀田邸、佐倉武家屋敷、佐倉順天堂記念館以外にも、佐倉には歴史散歩を楽しめるスポットがたくさんあります。また、我々を含め3つのボランティア団体がありますので、ゆっくり建造物を見たい、街中を歩きながら巡りたいなど、自分の好みにあわせた回り方を楽しめるのも魅力のひとつです。訪れていただいた際には、建物の歴史だけでなく、そのまわりにある、人や場所の歴史についても耳を傾けていただけると、より佐倉の歴史を楽しんでいただけると思います。是非遊びに来てください。

<文化財ボランティアガイド佐倉>
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文化財ボランティアガイド佐倉の皆さん

佐倉市の貴重な文化財や歴史などについて、わかりやすく解説してくれるボランティアガイド団体。土、日、祝日は、旧堀田邸、佐倉武家屋敷、佐倉順天堂記念館に常駐し、希望者にガイドを行っています。個人の方は入館時に受付可能。団体の場合は、原則10名以上で、見学希望日の10日前までに佐倉市教育委員会文化課に申請してください。(詳しい手続きは下記URLをご参照。)

問合せ先: 043-484-6192(佐倉市教育委員会文化課)
URL : https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/bunkaka/dl/shisetsu/3385.html


<NEWS 印旛エリア注目イベント情報!>
■桜に染まるまち、佐倉
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桜に染まるまち、佐倉

桜の名所として人気の高い佐倉城址公園を中心に、城下町・佐倉が「桜」色に染まるキャンペーン。京成佐倉駅や市役所などの看板が「佐倉」から「桜」に衣替え!期間限定の古民家カフェや桜にちなんだや商品の販売などイベントが盛りだくさん。ほかにもこの時期は、「佐倉・時代まつり」や「佐倉城址のさくら」など、これでもか!というくらい佐倉を満喫できます!

開催日時:3月16日(土)〜4月14日(日)
開催場所:京成佐倉駅〜新町通り〜佐倉城址公園

■佐倉 城下町きもの散歩
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城下町きもの散歩

江戸の情緒を感じる街並みを着物姿で散策できる体験イベントを開催。佐倉市新町にある明治時代の建物「旧平井家住宅」で、着物レンタル&着付けサービスを行います(要予約)。開催日に着物で、旧堀田邸、佐倉武家屋敷、佐倉順天堂記念館を訪れると入館料がなんと無料に!

開催日時:3月16日(土)、17日(日)、20日(祝・水)、24日(日)、31日(日)
4月7日(日)、14日(日)
開催場所:旧平井家住宅

【保存版 印旛エリアの歴史スポットMAP】
画像18: https://www.atpress.ne.jp/releases/385287/LL_img_385287_18.png
MAP

プレスリリース提供元:@Press

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