プレスリリース
くらしにまつわる旬の話題やちょっとしたトピックをオレンジページが読者アンケートでリサーチする、「ほぼ1000人にききました」。年末が近づき、今年も大そうじや片づけをする時期がやってきました。そこで今回は、国内在住の成人女性895人に、まとまった量の不用品の処分について調査。どんなふうに処分してる? リサイクルショップやフリマアプリは利用してる? さらに、不用品を処分した後の、気持ちや暮らしの変化についても調べました。
【ダイジェスト】
処分の方法は「家じゅう一気に」より「場所別集中型」が多数
売っても二束三文だから……。不用品は「ごみとして処分」84.9%
不用品を処分すると、気持ちや生活が前向きに変化する!?
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■ 処分の方法は「家じゅう一気に」より「場所別集中型」が多数
今回の調査では、これまでにまとまった量の不用品を処分したことがあると答えた人は69.4%。処分する方法は、「クローゼット、キッチンなど場所を決めて集中的に処分する」51.9%、処分にかける日数は「数日かけて集中的に」40.1%がそれぞれ最多。家じゅうの不用品を一気に処分するというよりは、決めた場所を数日で集中的に処分する「場所別集中型」が多い結果となりました。ただし、30 代は「洋服だんす1つや冷蔵庫の中など、小さな場所の不用品だけを処分」が平均よりも約8ポイント高く、日数も「半日〜1日の短期集中で」が平均より約8ポイント、「週末ごとに分散して」が約5ポイント高く、ミニマム処分型が多い傾向が。
仕事や子育てでまとまった時間がとりにくい世代だけに、生活スタイルに合わせた処分方法を選んでいるようです。なお、不用品の処分をしたい場所1 位は「押し入れ・納戸」64.5%。「数年間出し入れしておらず、何が入っているのかすらわからない」(40 代・Alicetopia))など、頻繁に物を出し入れしない場所ゆえ、気づかないうちに不用品が増えていたという声が多く寄せられました。
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■ 売っても二束三文だから……。不用品は「ごみとして処分」84.9%
実践している処分の方法は、「ごみとして」が84.9%で最多。「リサイクルショップに売る」は半数以下の44.8%、中古品買い取りサービスやフリマアプリの利用は、ほかの世代より利用率が高い30代でも36.6%と4割を切る結果でした。不用品を売ったり出品したりした経験がある人は、「手軽さ」や「買い取り価格」を重視して利用しているようですが、実際は「フリマアプリで包装が難しいものがあり大変だった」(50代・いっこ)、「リサイクルショップに持ち込んだら4 万円のブランド物が300 円(涙)」(50 代・しず)、「フリマは準備の労力を回収できるほどお金にならない」(30代・リッキー)など、フリマアプリは送料で結局赤字になってしまったという人も多いよう。
結局、手間のわりに実入りが少ないというギャップの大きさから、利用しなくなったという声が目立ちました。その一方で、捨てる罪悪感がないので金額にかかわらず利用している、という人も一定数いました。
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■ 不用品を処分すると、気持ちや生活が前向きに変化する!?
不用品をまとめて処分したことで、「気持ちや生活に変化があった」という人は半数以上の64.9%。変化の内容は、「物を増やさないよう衝動買いが減った」58.3%、「まめに掃除や整理整頓をするようになった」43.2%、「家が片づいてイライラが減った」40.2%など、気持ちが前向きに変化した人が多いよう。「着なくなった服を処分したら、どんな服があるか把握できて無駄買いがなくなった」(40 代・NOKO)のように、手持ちのものを把握しやすくなることで余計なものを買わなくなったという声も多数。なかには「物欲自体が減った」という人もいました。また、「食器を整理したら食器棚がいらなくなってキッチンがすっきり。
使いやすいものだけ残したので洗いものもラク」(60代・ひろ)や、「テレビを捨てたら、なんとなく見ていた時間を好きなことに使えるようになったし、部屋も広くなりました」(40代・eve)など、思い切って処分したことで家事の時短、時間やスペースの有効活用につながったという人も。
「まとまった量の不用品を処分する」というと大変そうですが、「場所別集中型」のように、ふだんの暮らしの中で自分に負担をかけすぎない方法でおこなう人が多く、若い世代ほどその傾向が強いよう。また、フリマアプリなどは、手間や実入りの少なさのほか、トラブルの経験などから利用をやめた人が少なくありません。その様子を見て利用を控える人もいて、気軽に使えるようになるには、サポート体制の充実も欠かせなさそうです。一度は愛着を持って使った品だからこそ、納得して処分できる選択肢が増えるといいですね。
アンケート概要
●調査対象:オレンジページメンバーズ・国内在住の20歳以上の女性(有効回答数895人)
●調査方法:インターネット調査
●調査期間:2023年10月20日〜10月29日
●「ほぼ1000人にききました」について
読者モニター「オレンジページメンバーズ」には、さまざまなくらし情報・くらし体験によってはぐくまれた生活感度の高い読者が数多く所属しています。そんなメンバーたちの声を集めて、「くらしのリアル」な数字、リアルな声を集めたのが「ほぼ1000人にききました」企画です。WEB上でのアンケート調査、座談会など、ご相談に応じて展開いたします。
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