プレスリリース
株式会社JMDC(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:野口 亮、以下「JMDC」)は、リアルワールドデータの利活用をより意義深いものにすべく、取引実績が急拡大する営業マーケティング部門への支援体制を拡充、製薬企業のバリューチェーンをフルカバーするサービス提供体制をさらに強化することといたしました。
1. 背景
JMDCは、保険者・医療機関・薬局など各所に由来する、民間商用では国内最大級の多様なリアルワールドデータを集積しており、これらのデータの提供、分析ツールの開発、およびコンサルティングサービスを展開しています。
サービス提供先である製薬企業においては、疾患や治療が個別化されていくなかで、希少疾患等の観測しづらい市場の分析が一層重要となっており、とりわけ営業マーケティング部門におけるリアルワールドデータ利活用の需要が急拡大しています。同時に、データから見出した診療上の課題に対して、疾患啓発や各種デジタルマーケティングなど、具体的な施策をワンストップで企画・実行するスピード感が求められています。
しかし、分析と施策を支援する上で必要なアセットおよびケイパビリティはおよそ性質が異なるため、上記のような、製薬企業のおかれた環境にフィットするビジネスパートナーはほとんど存在しない状況です。
2. サービス概要/取り組みについて
先の背景を鑑みて、この度JMDCでは製薬本部内にマーケティングソリューション部を新設しました。2020年から展開中のコンサルティングサービスが、データに基づくインサイトの創出や仮説の検証といった付加価値的な課題解決を図ってきたことに加え、「それでは市場に発信すべきメッセージは何か」、「そのメッセージを発信する手段として最適なチャネルは何か」といった、営業マーケティング部門の施策面に直結するような企画・実行の支援を新たに担う部門となります。
マーケティングソリューション部の新設により、リアルワールドエビデンス事業部、コンサルティング部といった既存の部門とあわせ、製薬企業の研究開発から営業マーケティングまで、そして現状把握から施策実行まで、製薬企業のバリューチェーンをフルカバーするサービス提供体制をさらに強化したい考えです。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/378247/LL_img_378247_1.jpg
取り組みイメージ
3. 今後の展開
JMDCの祖業であり主要アセットであるリアルワールドデータの提供と分析を基軸に、メディカル部門に対するデータベース研究支援、臨床開発部門に対する治験の効率化支援、営業マーケティング部門に対する市場精査と施策検討の支援、製薬企業のあらゆる課題解決に対してワンストップでお応えする体制を、今後とも柔軟に検討してまいります。
【株式会社JMDCについて】
医療ビッグデータ業界のパイオニアとして2002年に設立。独自の匿名化処理技術とデータ分析集計技術を有しています。9億8,500万件以上のレセプトデータと4,900万件以上の健診データ(2023年3月時点)の分析に基づく保険者向け保健事業支援、医薬品の安全性評価や医療経済分析などの情報サービスを展開しています。また、健康度の単一指標(健康年齢)や健康増進を目的としたWebサービス(Pep Up)など、医療データと解析力で健康社会の実現に取り組んでいます。
URL: https://www.jmdc.co.jp/
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