プレスリリース
阪急電鉄では、2024年3月23日(土)から伊丹線で、その後2026年春頃には箕面線で、また2027年春頃には嵐山線で、それぞれワンマン運転を開始します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/375791/img_375791_1.jpg
これは、コロナ禍による生活様式の変化にともないお客様のご利用動向が変化し、また少子高齢化が進む中で、持続可能な鉄道サービスを実現していくことを目指して実施するものです。
ワンマン運転の開始にあたりましては、お客様により安心にご利用いただけるよう、ホーム上の安全性を高めるためのセンサ付ホーム固定柵をはじめ、各種設備を整えていきます。
なお、この度のワンマン運転開始にともなうダイヤの変更はありません。
当社では、新しい技術を積極的に導入することなどにより、社会変化が進む中でも鉄道を安全・安心・快適にご利用いただけるよう、引き続き取り組んでまいります。
概要は次のとおりです。
【伊丹線・箕面線・嵐山線におけるワンマン運転の実施概要】
1.実施線区と開始予定時期
・伊丹線(塚口〜伊丹間、3.1km、4両編成):2024年3月23日(土)初発より
・箕面線(石橋阪大前〜箕面間、4.0km、4両編成):2026年春頃
・嵐山線(桂〜嵐山間、4.1km、4両編成):2027年春頃
2.安全・安心のための取組
(1)センサ付ホーム固定柵の整備
今回、ワンマン運転を実施する線区には、センサ付ホーム固定柵を設置します。センサ機能によって、車両とホーム固定柵の間のお客様の有無を検知し、安全を確認した上で列車が出発できるシステムにしています。
また、既にワンマン運転を実施している線区(甲陽線:夙川〜甲陽園間、今津線:西宮北口〜今津間)においても、2024年度中にセンサ付ホーム固定柵を整備します。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/375791/img_375791_2.jpg
(2)車内防犯カメラの設置
今回、ワンマン運転を実施する線区を走行する車両には、車内に防犯カメラを設置し、犯罪や迷惑行為の抑制につなげます。防犯カメラの映像は、リアルタイムで確認することができるため、車内でトラブルなどが発生した際に、車内の状況を把握して迅速に対応できるようになるなど、より安心してご乗車いただける環境を整備します。
なお、防犯カメラは、2027年度末までに全線すべての車両に設置します。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/375791/img_375791_3.jpg
(3)駅間への避難誘導看板の設置
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/375791/img_375791_4.jpg
今回、ワンマン運転を実施する線区の駅間には、避難誘導看板を設置します。これは、列車が駅間に停車した際に、乗務員がお客様を誘導できないような状況になった場合でも、軌道外への出口となる駅や踏切道までの距離を示すことで、お客様がご自身で避難しやすい方向を判断できるようにするためのものです。
なお、避難誘導看板は、ワンマン運転の実施線区以外でも順次設置を進め、2026年度末までに全線において整備を完了します。
※大地震発生時の津波浸水区域には専用の看板を設置することで、津波が来る可能性を明示します。
阪急電鉄株式会社 https://www.hankyu.co.jp/
リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/aa93d38c874fca7d7275ac813d57d8bf1d08381d.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
プレスリリース提供元:@Press