• トップ
  • リリース
  • 電動アシストホイール・安全自律走行ホイールを提供するフランスのez-Wheel社の株式を取得

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2
  • 記事画像3
  • 記事画像4

電動アシストホイール・安全自律走行ホイールを提供するフランスのez-Wheel社の株式を取得

(@Press) 2023年08月03日(木)16時00分配信 @Press

IDEC株式会社(代表取締役会長兼社長:舩木 俊之)は、2023年8月1日(火)付けで、電動アシストホイールおよび安全自律走行ホイールメーカーである、ez-Wheel SAS(本社:フランス、以下 ez-Wheel社)の株式を、IDECのグループ会社であり、APEM社のホールディングカンパニーでもあるMMI Technologiesが80%取得いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。


1. 株式の取得の理由

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/364420/LL_img_364420_1.jpg
ez-Wheel
IDECは、ez-Wheel社と2022年1月24日に戦略的パートナーシップ契約を締結し、同年4月より日本での独占販売を開始いたしました。2009年にフランスのアングレームで自律型電動ホイールの専門企業として創業したez-Wheel社は、「よりシンプルで、より安全なモノと人の移動手段を開発すること」をMissionとして掲げている革新的なテクノロジー企業です。2010年に世界初*の自己推進ホイール、2021年には世界初*の安全自律走行ホイールを開発いたしました。グローバルで急速に進展する自動化や、人手不足・労働力の高齢化に対応するためロボット需要が拡大し、さまざまな業界においてAGV(無人搬送車)・AMR(自律走行搬送ロボット)の活用が広がっており、今後数年間は年間25%の成長が見込まれております。
こういった中、日本での販売開始以降、大手自動車メーカーなどを中心に、多様なお客さまから引き合いをいただいており、現在中計で推進しているソリューション販売の拡大でも、大きなシナジー効果が見込めると判断し、今回買収することを決定いたしました。
ez-Wheel社がIDECのグループ会社になることで、ez-Wheel社の研究開発リソースは強化され、ロボットシステムにおける安全技術とソフトウェアの統合において、技術的優位性を確立いたします。
ez-Wheel社製品と、IDECが得意とするHMI(Human-Machine Interface)、安全関連機器を組み合わせた多様なモビリティ・ソリューションを、IDECグループの販売ネットワークを活用してグローバルに拡販することが可能になります。またIDECでは、最適なインターフェースの在り方が変化していくことをHMI-X [Transformation]と定義し、HMI・安全を融合した製品・サービスを社会へ提供することで、HMI-Xをリードしていくことを目指しており、そのために不可欠なソフトウェア力の強化も実現してまいります。
IDECは、「人と機械の最適環境の創造」をMissionとして掲げており、ez-Wheel社のグループ化により、全ての人々のウェルビーイング向上と、より広がる人とロボットの協働アプリケーションにおける安全の実現に貢献してまいります。
*自社調べ


2. 日程
(1) 取締役会決議日 2023年7月26日
(2) 契約締結日 2023年8月1日
(3) 株式譲渡実行日 2023年8月1日


3. 買収対象企業の概要
(1) 名称 ez-Wheel SAS
(2) 所在地 Moulin de l‘Abbaye, 135, Route de Bordeaux
16400 La Couronne, France
(3) 代表者の役職・氏名 Chief Executive Officer、Antoine Juan
(4) 事業内容 自律型電動ホイールの開発、製造、販売
(5) 設立年月日 2009年11月
(6) 資本金 約67百万円(2023年6月末時点)
(7) 従業員数 19名(2023年6月末時点)
(注)取得価額および株式取得の相手先については非開示としております。なお、取得価額は当社の連結純資産の15%未満です。


4. 製品紹介
【製品ラインアップ】

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/364420/LL_img_364420_2.jpg
製品ラインアップ

■電動アシストホイール
高い堅牢性と保護構造を持ったホイールの筐体内に、モーター、モータードライバー、ギア、バッテリー、制御基板が全てオールインワンで搭載されています。人材不足や高齢化が進む現場で、人が台車で重量物の搬送を行っているケースがありますが、電動アシストホイールを導入することで、既存の台車を簡単に電動アシスト化し、重量搬送の負担を軽減し、働く人々のウェルビーイングを向上することができます。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/364420/LL_img_364420_3.jpg
電動アシストホイール

【導入事例】
現場で活用している台車を簡単に電動アシスト化し、一人で運ぶことが困難だった重量物搬送の負担を軽減


■安全自律走行ホイール
AGV・AMRアプリケーション向けに開発された製品です。自律走行に必要な駆動制御と安全機能を備えたオールインワン構造のホイールです。この製品でAGV・AMRを構成する事で簡単にシステムを構築することができます。また開発時間を約50%削減でき、コストも大幅に低減することが可能となります。
ホイールには、人と同じエリアで運行する場合に、国際安全規格(ISO3691-4)で要求される「安全モーション監視機能」を搭載しており、人と共存する環境でも安心して使用できます。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/364420/LL_img_364420_4.jpg
安全自律走行ホイール

【導入事例】
人と同じエリアで運行する場合に要求される国際安全規格を含む、走行に必要な全ての機能がオールインワンとなった、安全自律走行ホイールを搭載したAMR


5. 今後の見通し
本件による2024年3月期の業績に与える影響は現時点では軽微なものと見込んでおりますが、公表すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。


(参考)IDEC株式会社について
1945年に和泉商会として創業し、1947年に和泉電気株式会社を設立(2005年にIDEC株式会社に社名変更)。FA分野を中心とした制御機器の総合メーカーとして、創業以来、制御技術や安全技術を核とする、人と機械をつなぐHMI(Human-Machine Interface)を中心とした多様な製品を開発・生産・販売し、さまざまな分野で制御ソリューションの提案を行っています。制御用操作スイッチでは、国内シェア約50%のトップシェアを持っております。
IDECグループでは、事業活動を通じてさまざまな社会課題を解決することで、世界のものづくりの現場とくらしのシーンにおける、自動化・省力化・効率化の推進、安全・安心・ウェルビーイングの実現、環境負荷低減に貢献し、持続可能な社会の実現を目指しております。
(Webサイト: https://jp.idec.com/ )

会社名 :IDEC株式会社
代表者の役職・氏名:代表取締役会長兼社長 舩木 俊之
事業内容 :Human-Machine Interface(HMI)を中心とした
各種制御機器製品・ソリューションの開発、生産、販売
創業・設立 :1945年 和泉商会として創業
1947年 和泉電気株式会社設立
売上高 :838億69百万円(2023年3月期)
資本金 :100億56百万円(2023年3月期)
従業員数 :3,186名(2023年3月期)

プレスリリース提供元:@Press

このページの先頭へ戻る