プレスリリース
雪印メグミルク株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤雅俊)は、2023年6月より、製品の輸送や保管に用いる荷役台として、海洋プラスチック(OBP:オーシャンバウンドプラスチック※)を配合したパレットを導入しました。
※ 海岸から50km以内の内陸部にあり、海に流れ出る可能性のあるプラスチックのこと。
海洋プラスチック問題は、海洋生物の生態系や私たちの生活に悪影響を及ぼす、世界共通の課題となっています。毎年、少なくとも800万トンのプラスチックごみが新たに海に流出し、2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えると言われています。
従来より当社では、破損・老朽化したパレットやクレートを再商品化(リサイクル)したプラスチックパレットを使用してきました。今回、海洋プラスチックを配合したパレットを採用することにより、更なるプラスチック資源循環を図ってまいります。
雪印メグミルクグループでは、食の持続性の実現に向けて、社会的・経済的価値が同期化したサステナビリティ経営を進めており、重要課題(マテリアリティ)の一つに「環境負荷の低減」を掲げています。
今後も、サーキュラーエコノミー実現に向け、限りある資源の有効利用や温室効果ガス、廃棄物の排出抑制など環境に配慮した事業活動を行い、持続可能な社会の実現を目指します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/364220/img_364220_2.jpg
■今回導入したパレットの仕様
サイズ :1,100mm×1,100mm×140mm
重 量 : 23.5kg
製造元 : 岐阜プラスチック工業株式会社
特 長:・素材の一部にオーシャンバウンドプラスチックを使用
・「プラスチック・スマート」のロゴを印字
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/364220/img_364220_3.png
「プラスチック・スマート」
海洋プラスチック問題の解決に向けた環境省のキャンペーン。キャンペーンに賛同した個人、企業、団体などの取り組みを募り、世界中に発信していくことで、海洋プラスチック問題の解決への動きを加速させることを目的としています。
〈参考〉
バージンプラ100%使用のパレットと比較した場合、CO2削減量が18,813kgになります。(1000枚あたりの値)
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/364220/img_364220_4.png
<導入パレットのイメージ>
プレスリリース提供元:@Press