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株式会社タナック

子供の注射の痛みを軽減するやわらか冷却パックを販売開始

(@Press) 2023年07月12日(水)14時00分配信 @Press

超柔軟ゲル素材を用いて医療用シミュレータなどの製品開発を手がける株式会社タナック(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役:棚橋 一成、以下 タナック)は、7月12日から医療現場のニーズに貢献するため穿刺痛低減アイスパック「ぷにゅ蔵くん」を一般医療機器として販売開始いたします。

製品詳細ページ: https://coolingpack.tendersense.jp/
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/360268/LL_img_360268_1.jpg
製品画像

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/360268/LL_img_360268_2.jpg
使用イメージ

(1)背景
穿刺痛低減アイスパック「ぷにゅ蔵くん」は、2019年3月に開催された公益財団法人 神戸医療産業都市推進機構主催の医療現場のニーズ発表会にて「注射の痛みを軽減する機器ニーズ」についての発表があり、「子供の注射嫌い」の改善・緩和に向けて医療従事者が日々尽力しているという現状にタナックが着目したことから開発が始まりました。

医療機関が「子供の注射嫌い」を改善・緩和したいと思う背景には、小児(0歳〜15歳)の時期に、22回もの皮下注射ワクチンを接種しなければならないという現状があります。これは定期接種における回数であり、任意接種や健康保険による接種を含めるとその回数は更に増えることになります。

つまり、医療機関で1年間に数多く行われる小児の皮下注射への恐怖心や嫌悪感を少しでも改善するため、医療従事者は日々努力を重ねているのです。注射を打つ必要性について正しく丁寧な説明を行い子供に心の準備をしてもらう、痛み止めの塗り薬を塗布して注射時の痛みを緩和させる、音楽や動画を流して気を紛れさせるなどがその一例に挙げられます。

しかしこれらの方法を小児一人一人に実施すると膨大な時間を要すことになり、更には医療機関の人手不足までをも助長してしまう可能性があるでしょう。

これらの背景を踏まえ、「子供の注射嫌い」を改善・緩和し医療現場のニーズに応じたいという思いから、タナックは小児の皮下注射の穿刺痛を低減するための製品開発に着手いたしました。長期間の試行錯誤と研究・開発を重ねた結果、穿刺痛低減アイスパック「ぷにゅ蔵くん」の製品化に成功し、この度7月12日より販売開始いたします。


【製品概要】
製品名 :ぷにゅ蔵くん 穿刺痛低減アイスパック
医療機器届出番号:21B3X10017000001
分類 :一般医療機器(冷却パック)
サイズ(製品) :約15.5×13cm
重量(製品) :約101g
材料 :クリスタルゲル(R) (熱可塑性エラストマー)
価格 :税込3,520円(税抜3,200円)
発売日 :2023年7月12日


(2)内容
穿刺痛低減アイスパック「ぷにゅ蔵くん」の肌に当たる部分には、医療現場で用いられているタナック独自配合の超柔軟ゲル素材( クリスタルゲル(R) )を使用しているのが大きな特徴です。クリスタルゲル(R)に冷凍庫で冷やしても凍らない保冷ゲル(不凍ゲル)を包み込むことで肌当たりをよくし、素早く局部を冷却します。

ここで皮下注射時の疼痛要因の主な内容を説明すると、薬剤そのものによる刺激や液薬量、注入速度、注射針の太さや長さ、注射を行う看護師や医師の熟練度の違いなどが挙げられます。

これらの痛みを軽減するための方法として、指圧刺激や冷却スプレー、タッピングなどの理学的手法、皮下注射を行う必要性についての正しく丁寧な説明や音楽や動画を流すなどの精神的手法が多くの医療機関でとられてきました。

しかしながら、これらの手法を用いても皮下注射時の痛み軽減に時間を要しているのが多くの医療現場の抱える課題です。

穿刺痛低減アイスパック「ぷにゅ蔵くん」を用いた方法では、注射部位に同製品を数十秒間あてて冷却し、その後に皮下注射を行うことで注射時の痛みの軽減・緩和が期待できます。これにより「子供の注射嫌い」が改善・緩和され、更には医療従事者の負担軽減が見込めるでしょう。

(3)性能評価
穿刺痛低減アイスパック「ぷにゅ蔵くん」は公益財団法人 神戸医療産業都市推進機構を通じて、医療機関にて臨床研究を実施し、子供の疼痛(とうつう)評価指標であるFLACCスケールにて統計的に有意差があることが確認されました。(現在、論文投稿中)

(4)タナック自社医療機器製品第一弾
穿刺痛低減アイスパック「ぷにゅ蔵くん」の販売にあたり、タナックは2023年3月に第三種医療機器の製造販売業を取得いたしました。
タナックは同製品の販売に留まることなく、これからも医療現場のニーズに耳を傾け続け、本当に必要とされる医療機器製品の開発に注力いたします。

(5)今後について
タナックは自社医療機器製品第一弾として穿刺痛低減アイスパック「ぷにゅ蔵くん」を販売し、小児科を中心に1年間で10,000個の販売目標を目指します。

「ぷにゅ蔵くん」が子供たちの注射嫌いを改善する救世主になることを願い、小児科を始めとする多くの医療機関のニーズに貢献できるよう普及活動に努めます。

そして、世の中に必要とされるよりよい製品を生み出すことが医療現場における悩みや課題の克服、改善・緩和につながり、更には医療従事者を始めとする医療に関る全ての人々、患者とその家族など医療機関を必要とする人々のよりよい未来に貢献することであると信じ、これからも邁進して参ります。


◇株式会社タナックについて
1996年に創業してから26年間タナックでは、柔らかい素材の特性を生かし、医療用シミュレータやロボット、航空機器事業など数々の分野に貢献して参りました。
社員一丸となって柔軟素材のモノ作りに高い熱量を注ぎ、日々技術開発を行っています。特許を取得し、産官学共同研究および国際的なプロジェクトにも参画するなど、タナックの製品は国内外で高い評価を得ています。


【会社概要】
商号 : 株式会社タナック
代表者 : 代表取締役 棚橋 一成
所在地 : 〒500-8185 岐阜市元町4丁目24番地
事業内容: シリコーン・ゲル素材の加工および販売
資本金 : 3,000万円
URL : https://www.k-tanac.co.jp


【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】
株式会社タナック お客様相談室
Tel:0120-638-122

プレスリリース提供元:@Press

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