プレスリリース
サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループ(グループ本社:東京都港区、代表:室田博夫)は、バイオエンジニアリングプロセスにおける回収工程の効率化に寄与するThermo Scientific DynaSpinシングルユース連続遠心分離機(以下 当製品)を、2023年6月19日(月)より日本市場にて販売開始することを発表します。
当製品は、大規模な細胞培養液の回収に適したシングルユースソリューションを提供できるように設計されています。また回収工程に必要とされるデプスフィルターの使用量を削減することで、シングルユース製品による培養細胞の分離プロセスを改善し、より効率化しました。当製品は、バイオ医薬品製造におけるオペレーションの効率化やコスト削減を行いつつ、持続可能性を追求し、従来の細胞培養液の回収手法と比較して、同等あるいはそれ以上の収量を実現します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/358981/LL_img_358981_1.jpg
DynaSpinシングルユース連続遠心分離機
当製品は、生物製剤メーカーが持続可能性における企業目標を達成できるようサポートし、全体的な生産コストの削減に貢献します。回収に必要なフィルターの使用量を減らすことによって、従来の回収手法と比べ約70%の廃棄物削減を実現しました。
サーモフィッシャーサイエンティフィック バイオプロダクションビジネス担当
ヴァイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー Srini Paluriのコメント
「当製品はThermo Scientific DynaDriveシングルユースバイオリアクターのような5,000Lスケールの大規模バイオリアクターから効率的に生物製剤を回収できるよう開発されました。私たちにとって重要だったのは、環境に配慮したソリューションでありつつ、従来のソリューションよりも優れ、さらに安定した製品生産量をお客さまに提供することです。当製品の技術はこれらの課題に応え、お客さまがグローバルに治療薬やワクチンの供給を向上させることに貢献します」
当製品は、効果的なデザインとより小さい設置面積に加え、拡張性、迅速な切り替え、ダウンタイムの削減、ワークフローへの汚染リスクの低減など、シングルユース製品の利点が組み込まれています。人間工学に基づいて設計されているため、シングルユースのローターやチューブの取り付け・取り外しを含むシステム操作、メンテナンスなどが容易です。これまで多くの時間と作業量を要していた使用後のフィルターの交換やバッファー調製といったオペレーションコストを削減し、よりコア業務に注力することが可能になります。また、これまでのシングルユース培養装置では利用できなかった自動化技術も取り入れています。
その他、21 CFR Part 11(米国食品医薬品局(FDA)の連邦規則第21条第11章)に準拠しており、GMPに適合する設備として重要となる監査証跡をはじめとするバッチのレポート機能などのデータは、USBもしくはOPC UAを経由して抽出することができ、ユーザーフレンドリーな設計となっています。
当製品は、2023年7月5日(水)〜7日(金)に東京ビッグサイトにて開催されるバイオ医薬EXPOのサーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループ ブース(1階東4ホール 小間番号 33-18)にて日本市場で初公開されます。
https://www.interphex.jp/tokyo/ja-jp/about/bp.html
実機はサーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループ本社内にある再生医療クリエイティブ・エクスペリエンス・ラボ(T-CEL)にてご覧になれます。
https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/clinical/cell-gene-therapy/creative-experience-lab.html
当製品の詳細については、下記のサイトや資料をご参照ください。
製品ページ
https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/life-science/bioproduction/single-use-bioprocessing/single-use-equipment/centrifuge-system.html
製品カタログ
https://assets.thermofisher.com/TFS-Assets/BPD/brochures/dynaspin-single-use-centrifuge-brochure-ja.pdf
バーチャル3Dカタログ
https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/virtual/dynaspin-single-use-centrifuge-3d-tour.html
バイオエンジニアリングプロセスのハーベスト工程における効率的なワークフローについて考えてみた:ブログ
https://www.thermofisher.com/blog/learning-at-the-bench/single-use-centrifuge-bpg-1/
■サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッドについて
サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッド(本社:米国マサチューセッツ州ウォルサム)は、科学サービスを提供するグローバルなリーディングカンパニーであり、収益は400億ドルを超えています。私たちのミッションは、私たちの住む世界を『より健康で、より清潔、より安全な場所』にするために、お客さまに製品・サービスを提供することです。私たちはライフサイエンス研究のさらなる加速、分析における複雑な課題の解決、研究室の生産性向上、臨床診断性能と治療の向上、患者さんの人生を大きく左右する医薬品開発・製造に取り組むお客さまを支援します。
当社のグローバルチームは、Thermo Scientific、Applied Biosystems、Invitrogen、Fisher Scientific、Unity Lab Services、Patheon、PPDといった業界をリードするブランドを通じて、革新的な技術、購入における利便性、医薬品開発・製造サービスにおいて、他に類を見ない組み合わせを提供します。URL: https://www.thermofisher.com
※プレスリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承、ご注意をお願いいたします。
プレスリリース提供元:@Press