プレスリリース
〇 近畿日本鉄道株式会社(本社:大阪市天王寺区、代表取締役社長:都司 尚、以下「近鉄」)と東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:深澤 祐二、以下「JR東日本」)は、少子高齢化や働き方改革などにより社会環境が変化する状況において、効率的でサステナブルな鉄道経営を維持し、より安全でかつ利便性の高い輸送サービスを実現することを目指して、鉄道技術分野での協力を強化します。
〇 両社は、無線式列車制御システムなどの新しい技術を導入する際の仕様共通化、開発コストの低減や設備導入のスピードアップに取り組みます。
1.両社の取り組みについて
JR東日本グループでは、最新技術を広く活用し、お客さま視点の輸送サービス、SDGs を意識した鉄道運営、社員の働き方改革を目指し首都圏の輸送システムの変革を進めています。具体的には、ATACS(無線式列車制御システム)を導入し、ATO(自動列車運転装置)の高性能化により、輸送安定性の向上および、お客さまの需要やニーズに応じた柔軟な運行を目指しているほか、首都圏主要線区において、ワンマン運転に向けた準備や将来のドライバレス運転の導入に向けた開発を進めています。
近鉄においても、デジタル技術の活用により、安全・安定・安心レベル向上とコスト削減の両立を図るため、より安全性・安定性の高い信号保安装置や、自動運転の研究を推進しています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/344418/img_344418_1.png
2.両社の協力内容について
近鉄とJR東日本は2020年6月に鉄道技術分野における覚書を締結し、無線式列車制御システムなどの新しい技術を導入する際の仕様共通化などを検討してまいりました。今後も開発コストの低減や設備導入のスピードアップに取り組みます。
安全で安定した輸送サービスを提供し続けるため、両社が持つ技術・ノウハウを活用し、協力を強化して取り組んでまいります。
(以 上)
プレスリリース提供元:@Press