• トップ
  • リリース
  • アールスリー、kintoneをノーコードでカスタマイズするgusuku Customineの開発体験を大幅に向上させる複数の機能を追加

プレスリリース

  • 記事画像1

アールスリーインスティテュート

アールスリー、kintoneをノーコードでカスタマイズするgusuku Customineの開発体験を大幅に向上させる複数の機能を追加

(@Press) 2022年11月10日(木)11時00分配信 @Press

アールスリーインスティテュート(本社:大阪府大阪市、代表取締役:西松 顯)は、kintoneをノーコードでカスタマイズ可能にする連携サービスであるgusuku Customine(グスク カスタマイン)の開発体験を大幅に向上させる複数機能の追加および追加予定を2022年11月10日に発表いたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/334066/LL_img_334066_1.jpg
gusuku Customine

■開発体験の向上について
<引き継ぎの増加>
gusuku Customineは2018年9月の正式リリース以降、950社を超えるお客様にご利用いただいております。リリース後数年が経過しご利用者が増えるに従い、当初gusuku Customineを導入した方の異動や退職に伴い別の方が引き継ぐというケースが増えてきました。

gusuku Customineは、プログラミング言語の細かなルールを覚える必要がなく、すべてを日本語で設定できる点においてプログラミング言語で行われたカスタマイズよりも引き継ぎは容易となっていますが、カスタマイズの意図を伝えきれないなどの課題を抱えていました。

この問題を解決するため以下の機能を追加します。
・カスタマイズの設定をドキュメントとして書き出す
・カスタマイズのバージョン管理
・カスタマイズのオーナー変更

<kintone SIerでの利用の増加>
この数年でkintoneでのSIサービスを提供されているパートナーが増えてきました。その中で、サイボウズ公式パートナーもそれ以外のベンダー様でもgusuku Customineをkintoneと一緒に導入いただくケースが増えております。
そういったベンダーのみなさまの活動の中で、kintoneでのSIとはいえ納品物としてカスタマイズの内容をドキュメントとして納品することを求められたり、ベンダーとして、より効率的にカスタマイズを管理する必要性が出てくるケースが増えてきました。

また、最初はベンダーが入って開発するものの、その後の改良や追加開発は内製開発を目指すお客様も増えてきています。そのような場合にも対応できるようにする必要がでてきました。

この問題を解決するため以下の機能を追加します。
・カスタマイズの設定をドキュメントとして書き出す
・カスタマイズのバージョン管理
・カスタマイズのオーナー変更
・1メールアドレスで複数の組織に所属できる機能

<利用者の裾野の広がり>
gusuku Customineは4,000人以上の方にご利用いただいております。ご利用者が増えるに従い、ご利用いただいている方のIT知識のレベルも様々になっております。
gusuku Customineはkintoneのレコードを取得したり更新したりすることが可能です。任意のレコードを取得するためには「kintoneクエリ」を駆使する必要がありますが、この「kintoneクエリ」はSQLのWHERE句に似た表現になっており、SQLに馴染みのない方には難解に思う部分がありました。
これを簡単にするために「条件を組み立ててレコードを取得する」という「やること」を追加し、GUIで「kintoneクエリ」を組み立てられるようにしていますが、これをよりわかりやすくすることで、多くの方に柔軟なレコード操作を可能にしたいと考えています。

また、kintoneに対するバッチ処理を可能にするJob Runner機能も、2022年7月1日の大幅な制限緩和以降利用が増加しておりますが、バッチ処理という目に見えにくい処理のため、開発が難しいと感じられる方がいらっしゃいました。

この問題を解決するために以下の機能を追加します。
・「条件を組み立ててレコードを取得する」をより簡単に
・Job Runnerのログをすぐに閲覧可能に
・Job Runnerのテスト実行

<チーム開発の増加>
導入時点ではお一人の方がカスタマイズを作成されていても、利用が増えるに従い社内で複数の方がカスタマイズを作成されるというケースが増えてきました。当社カスタマーサクセスチームからも将来的な引き継ぎのリスク等を考え、お一人でのカスタマイズは推奨しておらず、複数人でカスタマイズを作成することを推奨しております。
チームでの開発が増えるに伴い、共通で使う処理を共有したい等のご要望が増えてきました。

この問題を解決するために以下の機能を追加します。
・カスタマイズの部分的書き出し
・カスタマイズのオーナー変更
・カスタマイズのバージョン管理


■具体的に追加する機能
リリース済みの機能についてはすでにご利用いただける状態になっています。その他の機能については順次開発・リリースを行ってまいります。

<開発容易性の向上>
・複数のアクションをまとめて移動する(リリース済み)
gusuku Customineは、アクションのつながりさえきちんと定義されていれば画面上のアクションの並びは処理順に無関係ではありますが、設定の可読性という意味で、一連のアクションをきれいに並べたいというご要望を以前よりいただいておりました。1つ1つ移動すればこれまでも並べ替えは可能でしたが、この機能により、まとめて移動できるようになりましたので、より整理しやすくなるものと考えています。

・Job Runnerのログをすぐに閲覧可能に(リリース済み)
Job Runnerのジョブ開発時にエラー等を確認するには、ログを閲覧することが必須となっています。従来はログファイルをダウンロードしてから閲覧する必要がありましたが、ワンクリックでブラウザ内で閲覧できるようにしました。
これにより、トライアンドエラーのサイクルをより高速に回すことができるようになります。

・Job Runnerのテスト実行(リリース済み)
Job Runnerは画面でなくgusukuサーバーで処理が実行されるため、エラーになった箇所や望んだ結果が得られているかということがわかりにくいという問題がありました。今回のテスト実行機能により「特定のアクションでの実行停止」ができるようになりました。
これにより、従来よりもデバッグ作業がしやすくなると期待しています。さらに、テスト実行の場合はJob Runnerの実行時間を消費しないため、料金を気にせず十分に動作確認いただけるようになりました。

・「条件を組み立ててレコードを取得する」をより簡単に
これまでは、複数選択の項目を条件に入れる場合、選択肢を手入力する必要がありましたが、このような項目も選択するだけで入力できるようにしました。これによりほとんどの条件で文字を入力する必要がなくなり、間違った条件を組み立てる可能性を大幅に低減しました。

・カスタマイズの部分的書き出し
複数のアプリに共通の処理がある場合、従来は元となるアプリのカスタマイズを書き出して、新しいアプリのカスタマイズに読み込み、不要なページを削除するという作業が必要でした。
この機能追加により特定のページだけを書き出せるようになりましたので、共通処理のページを書き出しておき、新しいカスタマイズに適宜読み込ませることで容易に共通処理を追加できるようになります。

なお、共通処理を更新したときにそれを利用する全カスタマイズに自動適用してほしいというご要望をいただいておりますが、現時点で対応について検討中であり予定はありません。

<管理を容易にする機能の追加>
・カスタマイズの設定をドキュメントとして書き出す
これまでカスタマイズ設定を画像に書き出したり、アクショングラフを画像に書き出すことはできましたが、ドキュメントとして利用するにはこれらの画像を別のソフトに貼り、編集する必要がありました。
本機能により、カスタマイズ設定のすべてがExcelファイルとして出力されます。その時点のカスタマイズの記録としてご利用いただいたり、SIerのみなさんの納品物としてご利用いただいたりすることができます。

・1メールアドレスで複数の組織に所属できる機能
特にSIerさんの場合、1人の方が複数のお客様のgusuku Customine環境にログインしたくなることがあります。しかし、gusuku Customineは1メールアドレスで1組織にしか所属することができないため、複数メールアドレスやサブアドレスを自由に使えない場合は、環境別にGmail等でメールアドレスを取得していただく必要がありました。
本機能により、1つのメールアドレスで複数組織に所属することが可能になり、SIerのみなさんがより簡単にgusuku Customineを管理できるようになります。

・カスタマイズのオーナー変更
gusuku Customineでは、デフォルトで自分が作成したカスタマイズだけが見えており、「すべてのオーナー」を選択したときのみ、他のユーザーが作成したカスタマイズを見ることができます。
カスタマイズの担当者が退職した場合などは、この担当者が作成したカスタマイズを見るには常に「すべてのオーナー」を押す必要があり一手間必要でした。
本機能により、退職者が作成したカスタマイズのオーナーを自分に変更することができるようになります。これにより、手間なく引き継いだカスタマイズを見られるようになります。

・カスタマイズファイルをkintoneの添付ファイルへ書き出す
gusuku Customineには作成されたカスタマイズをファイルに書き出す機能があり、カスタマイズを都度ファイルに書き出して保管されているお客様がいらっしゃいます。
ただ、現状では都度手作業での操作となり、忘れると保管されないことになります。
本機能によりJob Runnerを用いてカスタマイズを書き出し、そのファイルをkintoneの添付ファイルとして保存できるようになりますので、毎晩自動的に保管するなどの処理が可能となります。

・カスタマイズのバージョン管理
複数人でカスタマイズを実施していると、ある日突然意図していた動作から変わっていることがあります。多くのケースで他のメンバーが間違った改修を入れているのですが、これまではこれを元に戻す手段がありませんでした。
この機能により、カスタマイズを前のバージョンに戻すことが可能になり、トラブル時の切り戻しができるようになります。

また、バージョンごとにコメントを入れられるため、改修内容やその意図を記録しておくことが可能となります。


■gusuku Customineについて
gusuku Customineはkintoneの「もっとこうできたらいいのに」をノーコードで実現するサービスです。350以上用意された「やること」を自由に「条件」と組み合わせることで、思い通りのカスタマイズを作成することができます。

2021年には、kintoneアプリのカスタマイズだけでなく、バッチ処理やWebhookの処理が行えるJob Runner、kintoneのデータを元にExcelやPDFを出力する機能も備え「カスタマインがあればなんとかなる」といっていただける存在となっております。

gusuku Customineはkintone機能拡張における圧倒的な機能の豊富さとアップデート頻度を誇るサービスとなっており、およそ1〜2週ごとに新しい機能が追加されています。
導入社数は2022年11月現在で950社を超え、今後もkintoneユーザーのみなさまに「gusuku Customineがあったのでうまくいった」と言っていただけるサービスであるよう努力を続けます。
製品サイト: https://customine.gusuku.io/


■アールスリーインスティテュートについて
アールスリーインスティテュートは、2000年の創業以来、数々のお客様にシステムを利用した問題解決を提供してまいりました。
現在は、kintoneやAWSといったクラウドを用いて、従来よりもスピーディにシステムを提供するサービスを「ハイスピードSI」として提供しております。
また、kintone開発に関する膨大な知見をベースに、kintoneをより便利にする「gusukuシリーズ」をSaaS(Software as a Service)として提供しております。

ホームページ : https://www.r3it.com/
gusukuホームページ: https://gusuku.io/

プレスリリース提供元:@Press

このページの先頭へ戻る