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プレスリリース

学校法人明治大学広報課

「血液はサラサラだけでなく、ドロドロも必要!?」Meiji.net インフォメーション vol.268

(@Press) 2022年10月26日(水)13時45分配信 @Press

「Meiji.net」は、総合大学ならではの個性豊かな教授陣が時事問題を広く深く解説する情報発信サイトです。最新の更新予定をお知らせしますので、ぜひご覧ください。
■Meiji.net(https://www.meiji.net/?rt=atpress

「血液はサラサラだけでなく、ドロドロも必要!?」
https://www.meiji.net/it_science/vol412_taichi-hirano

概要
私たちの身の回りには、物質の粘性が変化する特性を応用した製品が数多くあります。と言われても、ピンとくる人は少ないかもしれません。実は、ペンキや歯磨き粉(ペースト)などは、非ニュートン流体の特性が応用されているのです。それは、どういうことでしょうか。この話題について詳しく解説します。

ポイント
■「応用物理一般、生物物理、化学物理、ソフトマターの物理、流体工学」を研究分野とする平野太一准教授が執筆。
■物質の粘性の変化について解説し、細管法と回転式粘度計という2つの計測法を紹介。本学では、回転式粘度計の短所を改良する目的でEMS粘性計測システムの開発を進めているが、試料と金属片を入れた容器を密封できるというメリットによって、血液の粘度計測や、お酒の粘度計測が可能になり、将来の医療や商品開発にも活かされていくのではないかと論述。

■記事構成
血液はサラサラだけでなく、ドロドロも必要!?
●物質は、実は、様々な挙動を示す
●従来の計測法を超えるEMS粘性計測システム
●医学界から注目されるEMS粘性計測システムのメリット

執筆教授プロフィール
平野 太一(明治大学 理工学部 准教授)
■研究分野:応用物理一般、生物物理、化学物理、ソフトマターの物理、流体工学
■研究テーマ:疑似血液の高速生成および高精度レオロジー計測による血球成分の力学特性解析手法の確立
■キーワード:流体物性計測、レオロジー解析
■主な著書・論文
『動的粘弾性測定とそのデータ解釈例』(共著・『技術情報協会』17-24頁・技術情報協会・2021年)
「波動で測る液体の粘性・弾性」(共著・『日本音響学会誌』77(7),421-426頁・一般社団法人 日本音響学会・2021年)



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