プレスリリース
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、お客さまの課題・要望に合わせて最適なIoT環境を提供する「ドコモIoTマネージドサービス(※1)」において、複数の通信キャリア冗長化をワンストップで提供するソリューション(以下 本ソリューション)を2022年12月より提供開始します。これにより、お客さまご自身でサブ回線を調達・保守することなく冗長化への対応が可能となるため、より手軽に強固なネットワーク構築を実現いただけるようになります。
1. 背景
近年IoTソリューションを活用して事業を展開する企業が増加する中、複数キャリア冗長化を行うことで信頼性の高いネットワーク構築を必要とするお客さまが増加しています。
一方、複数の通信キャリアの回線をお客さまが調達し個別に運用することは手間がかかるため、導入のハードルが高いことも課題となっていました。これらの課題に対応するため、NTT Comは、ワンストップで通信キャリア冗長化を実現できるソリューションの提供を開始します。
2. 本ソリューションの仕組み
本ソリューションでは、「ドコモIoTマネージドサービス」とIoT向けモバイルデータ通信サービス「IoT Connect Mobile Type(R) S(※2)」(以下 ICM(S))を組み合わせることにより、複数キャリア冗長化を実現しています。
「ドコモIoTマネージドサービス」で使用するRobustel(※3)提供のゲートウェイは、2つのSIMカードを挿入することで通信の冗長化が可能になっています。本ソリューションでは、メイン回線としてドコモのSIM、サブ回線としてICM(S)のSIMを利用します。ICM(S)のSIMは通常、ドコモと他キャリアの回線のうち電波の強い方に接続しますが、本ソリューションでは他キャリアの回線にのみ接続されます。これにより、メイン回線に接続できなくなった場合には、ICM(S)を通じてスムーズにサブ回線に切り替わります。また、メイン回線に接続可能となった場合、自動でメイン回線に復帰します。
<回線切替の動作イメージ>
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/330746/img_330746_1.png
3. 特長
(1) 冗長化をワンストップで提供
本ソリューションでは、メイン回線・サブ回線どちらもNTT Comが用意するため、お客さまご自身でサブ回線の契約・調達を行う必要がありません。そのため、本ソリューションをご契約いただくだけで複数キャリアの回線をご利用いただけます。
(2) サブ回線の保守・運用も実施
NTT Comにてサブ回線部分の運用・保守も行うため、障害発生時はNTT Comにて一元的にお客さまからのお問い合わせ受付・故障対応・保守対応を実施します。
(3) サブ回線にかかるコストを低減
本ソリューションにてサブ回線として使用するICM(S)は従量課金制のため、使用しないときは月額費用を抑えることができます。
<既存サービスと本ソリューションの違い>
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/330746/img_330746_2.png
4. 利用シーン
遠隔監視や決済など、長時間の通信断を許容するのが難しいシステムをはじめ、冗長構成が必要となるさまざまなシーンでご活用いただけます。
<想定利用シーン>
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/330746/img_330746_3.png
5. 提供開始予定
2022年12月
6. 利用料金・お申込み
NTT Com営業担当までお問い合わせください。
7. 出展情報
2022年10月18日(火)〜21日(金)にリアル会場とオンライン会場とのハイブリッドで開催する「docomo business Forum'22」にて、本取り組みを紹介予定です。
※本取り組みはリアル会場のみでの展示となります。
※展示名は「ドコモIoTマネージドサービスバックアップオプション(仮)」です。
※オンライン会場は10月18日9時以降、24時間いつでもご覧いただけます
※参加費用:無料です。
※参加方法:特設サイトのお申し込みページで事前登録ください。
※公式Webサイト: https://www.ntt.com/business/go-event.html
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NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、新ドコモグループとして法人事業を統合し、新たなブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/330746/img_330746_4.png
NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X(R)」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/330746/img_330746_5.png
https://www.ntt.com/about-us/re-connectx.html
(※1):「ドコモIoTマネージドサービス (URL : https://www.ntt.com/business/services/managed_services.html )」は、お客さまの用途に最適なゲートウェイ、遠隔コントロール、保守窓口を組み合わせ、IoTソリューションにおける、ネットワークの中核部分としてご活用いただけるパッケージサービスです。
(※2):「IoTConnect Mobile(R) TypeS (URL : https://www.ntt.com/business/sdpf/service/icms.html )」はNTT Comの登録商標です。
(※3):Robustel (URL : https://www.robustel.com/ja/ )は、「ドコモIoTマネージドサービス」の開発パートナーです。
*本ニュースリリースに記載の内容は、開発中のものとなっております。そのため実際の仕様などは予告なしに変更することがあります。
プレスリリース提供元:@Press