プレスリリース
GfK Japan (東京:中野区) は、世界主要約60ヶ国における小売店販売実績データ等をもとに、グローバル市場規模相当に拡大推計した2022年7月のスマートフォンの販売速報を10月6日に公表した。
- スマートフォン
2022年7月のグローバルのスマートフォン販売台数は前年比で6%の減少となった。グローバルのスマートフォン販売台数は2021年7〜9月期以降前年を下回る推移が続いている。2022年1〜3月期は前年比4%減、4〜6月期は前年比2%減だった。4〜6月期はマイナス幅が縮小したものの、これは前年同期に感染症拡大によって販売が大きく落ち込んだ地域での前年比伸びの要素が大きい。それ以外では、ほとんどの地域で1〜3月期よりも前年比が悪化した。高い価格帯への需要シフトを背景とした買い替えサイクルの長期化という2020年以前からのスマートフォン市場環境の中、戦争や感染症拡大に伴う行動制限といった販売の押下げ要因に加え、世界的な物価上昇による悪影響が推測される。7〜9月期もこのような市場環境が続いたと考えられる。
10〜12月期はいずれの地域にとっても主要な商戦期であり、その盛り上がりが焦点となる。前年比が改善する地域も出てくる見方で、2022年通年でのグローバルのスマートフォン販売台数は、現在のところ前年比微減を予測している。
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