プレスリリース
立命館大学産学官連携戦略本部(以下、本拠点)は、このたび、経済産業省の「第4回地域オープンイノベーション拠点選抜制度」の「地域貢献型」に選抜されました。
立命館大学は2030 年に向けたビジョンにおいて、研究成果の社会実装により地域課題を解決する「草の根型」の産学官地連携(グラスルーツ・イノベーション)に重点を置く次世代研究大学となることを目指しています。本拠点では、1995年に開設した産官学交流事業推進室・リエゾンオフィス時代から約30年にわたって大学の研究シーズを育て、事業化し、新たな産業基盤として地域産業に組み入れ、地場産業や地域経済への貢献を果たしてきました。
今回の選抜を受け、本拠点では、地域の多様なステークホルダーだけではなく、さまざまな産学官地との交流・連携を可能にする草の根型の実証実験・人材育成機能を整備し、グラスルーツ・イノベーションに特化したURA(University Research Administrator)を配置して、研究成果を社会実装につなげる基盤を構築する予定です。
さらに、本拠点が蓄積してきた産学連携に関するノウハウを、他大学や地域企業にオープン化し、地域の課題解決と活性化につながる取り組みを進めてまいります。
●徳田昭雄・立命館大学産学官連携戦略本部 本部長のコメント
今回「地域オープンイノベーション拠点選抜制度」に選ばれました立命館大学産学官連携戦略本部は2008年10月に設置され、14年目となります。今回選抜されたことを契機として、当拠点が蓄積してきた産学官地連携の仕組みを高速にアップデートしながら、他大学や地域企業の皆さまに寄り添い、共に地域課題の解決に資する「グラスルーツ・イノベーション」を推進してまいります。期待してください。
●経済産業省「地域オープンイノベーション拠点選抜制度」について
大学等を中心とした地域イノベーション拠点の中で、企業ネットワークのハブとして活躍している産学連携拠点を評価・選抜することにより、信用力を高めるとともに支援を集中させ、トップ層の引き上げを促す制度。選抜された拠点は、経済産業省による各種支援等との連携強化等、オーダーメイド型の伴走支援が行われる。
https://j-innovation.meti.go.jp/
●立命館大学産学官連携戦略本部について
文部科学省 『産学官連携戦略展開事業(戦略展開プログラム)』の「特色ある優れた産学官連携活動の推進」区分の採択を受け、2008年10月に設置。知的財産マネジメント機能・産学官連携推進機能・起業・事業化支援機能・研究(研究者)支援機能などの諸機能を一体化し、統合的に戦略を推進する組織。
<活動概要>
「地域」「事業化」をキーワードとして、大学を重要な地域資源と位置づけ、大学の研究シーズを育て、事業化し、新たな産業基盤として地域産業に組み入れ、地場産業や地域経済への貢献を果たします。この取り組みを通じて地域産業の活性化と産学官連携活動との連動による「地域イノベーション」のモデルケースを構築することを目指し活動しています。
また、大学外部より、経営支援や事業開発等の専門性の高い業務に関するノウハウを導入し、産学官戦略を策定・実行するため、銀行、メーカーなどの人材や、ベンチャー・キャピタリスト、弁護士、弁理士などによる「産学官連携アドバイザリーボード」を組織しています。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/collaboration/headquaters/
画像 : https://newscast.jp/attachments/9QdBtQGen9Do5bRyEhFP.jpg
立命館大学産学官連携戦略本部の組織図
プレスリリース提供元:@Press