• トップ
  • リリース
  • アップサイクルとDXにより社寺と伝統工芸の課題を解決! 社寺や職人へ販売益を還元する仕組みの構築を開始

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2
  • 記事画像3
  • 記事画像4

高野竹工株式会社

アップサイクルとDXにより社寺と伝統工芸の課題を解決! 社寺や職人へ販売益を還元する仕組みの構築を開始

(@Press) 2022年09月27日(火)11時30分配信 @Press

高野竹工株式会社(所在地:京都府長岡京市、代表:濱口 美由紀)では、伝統工芸の職人・クリエイターが社寺の伐採木や廃材をアップサイクルし、製品に付与するブロックチェーンにより社寺や職人へ販売益を還元する仕組みの構築を開始しました。また、購入者や支援者との交流プログラムとNFTトークン発行により、文化資源を軸とした関係人口の創出を図ります。


■プロジェクトの概要
社寺の庭園の伐採木や建造物の廃材を、複数の産地の伝統工芸の職人とデザイナー・アーティストによりアップサイクルし販売、ブロックチェーンにより素材の由来となる社寺や製作者の証明を付与するとともに、購入者も記録し、購入金額や購入後の貢献度合いでNFTトークンを発行、社寺や製作者と交流できる仕組みを導入します。
社寺や製作者(職人・クリエイター)には、製品やその関連メディア等が流通する度にロイヤリティが還元される仕組みとし、社寺や伝統工芸技術といった、地域の文化価値の保全を持続可能とする取組を目指します。
また、工芸品を持ち寄っての交流会への参加や、SNSでの発信等、時代に合った工芸品の使い方や提案等に貢献する購入者には、NFTトークンを発行、特典を利用できる等、新しい支え手コミュニティ=アニュラス(円環)コミュニティの創出を図ります。アニュラスコミュニティの活性化に向けては、アップサイクル製品の制作過程や背景に関する理解を深めるオンラインセミナーや工芸体験、返礼サービス型クラウドファンディング等、多様な活動を展開し、製品購入以外の支援の仕組みも導入していきます。
なお、本取組は、経費の一部を内閣府地方創生推進室による関係人口創出・拡大のための対流促進事業の交付を受けて実施して参ります。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/327316/LL_img_327316_1.jpg
プロジェクトの仕組み
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/327316/LL_img_327316_2.jpg
アップサイクル製品のイメージ

■プロジェクト実施の背景
全国各地の社寺・名刹等の文化資源は、経営を支えてきた檀家や氏子が高齢化し、庭園や建造物等の維持管理が困難になりつつあります。
また、多くの伝統工芸のメーカー・職人は、旧来の流通構造の中から抜け出せておらず、製品の付加価値が作り手へと還元される仕組みが不足しており、若手の育成や就労環境の改善に取組にくい結果、担い手不足の状況にあります。
社寺・名刹や伝統工芸品等、日本文化の美しさを将来世代に引き継ぐためにも、文化資源の守り手・作り手へと利益を還元する仕組みや、新しい支え手の育成が必要になっています。


■アニュラスコミュニティの活動について
社寺や伝統工芸の保全や、循環型消費に共感する方々が、アップサイクル製品に紐付けたブロックチェーンや文化交流活動によってつながり合うことのできるアニュラス(円環)コミュニティウェブサイトを立ち上げ、アップサイクル製品のご購入や、リアル・オンライン双方での文化交流活動のご案内を展開して参ります。
アニュラスコミュニティの参加者のみなさまには、購入を通じての文化・環境保全への貢献に留まらず、自らの楽しみ・行動が、空間(地域)や時間の制約を超えて、他者の幸せや未来の文化価値の創造につながっていく新しい体験をご提案いたします。
<主な活動予定>
2022年11月〜 京都府長岡京市、新潟県燕市、長野県松本市などで文化保全や工芸品に親しむ交流プログラムを順次実施予定
詳細はアニュラス・プロジェクトウェブサイト( https://annulus-project.jp )

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/327316/LL_img_327316_4.jpg
アニュラスコミュニティの活動イメージ

<アニュラス(円環)に込められた想い>
円相・円環は、禅の書画でも図形の円形を一筆で表すものとして描かれ、悟りや真理を表すとも言われていますが、その解釈はみる人に委ねられており、己の心を映す窓「円窓」とも言われています。
終わりがなく流れ続けるその動きから、自然も含めた他者への思いやりを保ちながら、様々な制約に捕われることなくつながりを広げ、唯一無二・一期一会の、素材や感性の価値を尊ぶ精神を持って、人々の交流の輪を広げていきたいという願いを込めて、“アニュラス(円環)”コミュニティと名付けています。」


■運営団体:高野竹工株式会社
高野竹工株式会社は良質の竹の産地として知られる京都府長岡京市に工房を構え、指物、漆、蒔絵など様々な技を持つ職人が、茶道具から日用品に至るまで、多彩な商品の製作に携わっている工芸のメーカーです。
近年では、産地交流型催事やクリエイターとのコラボレーションといったプロデュース業務の他、直営ショールーム竹生園にて工芸を軸とした体験交流プログラムを実施する等、関係人口の創出・拡大にも積極的に取り組んでいます。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/327316/LL_img_327316_5.jpeg
職人による制作風景

<本プロジェクトの協力団体>
本プロジェクトは、アニュラスコミュニティの立ち上げに向けて、高野竹工株式会社内に事務局を置き、以下の協力団体と連携しながら事業構築に取り組んでおり、多様な産地・素材・立場の作り手のコラボレーションを進めていきます。また、その他様々な団体からのご支援を得ながら、文化交流の輪を広げて参ります。
【協力団体】株式会社伊藤平(与謝野町)・インフィルデザイン株式会社(東京都世田谷区)・鍛工舎(燕市)・YANOBI(松本市)

プレスリリース提供元:@Press

このページの先頭へ戻る