プレスリリース
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『「ゆすりは自由な取引?」非常識な問いかけが常識を進歩させる』
https://www.meiji.net/life/vol401_kazuki-kikuchi
概要
近年、パワハラやセクハラなど、立場の格差を利用した強制や強要に厳しい目が向けられるようになっています。それは、自由で公正な社会を実現するにはとても大切なことです。しかし、そのためには、なにが強制や強要に当たるのか、その線引きを明確にすることが必要です。この話題について詳しく解説します。
ポイント
■「法益主体(被害者)の意思や行動が犯罪の成否に与える影響」を研究テーマとする菊地一樹専任講師が執筆。
■「ゆすり」という行為をテーマに、数々の事例を挙げながら、犯罪として処罰するべき「強制」とそうでない「強制」について論述。「ゆすりとは自由な選択肢を増やす手段ではないのか」という、一見非常識な問いかけに向き合い、多様な議論を詰めていくことが、ものごとの本質に迫る第一歩になると提言。
■記事構成
「ゆすりは自由な取引?」非常識な問いかけが常識を進歩させる
●ゆすりから強制の本質を考える
●ゆすりのパラドクスを論証できるか
●非常識な問いかけに向き合う
執筆講師プロフィール
菊地 一樹(明治大学 専門職大学院 法務研究科 専任講師)
■研究分野:刑法
■研究テーマ:法益主体(被害者)の意思や行動が犯罪の成否に与える影響
■主な著書・論文
「被害者解釈学をめぐる議論の諸相」(『高橋則夫先生古稀祝賀論文集 下巻』1-16頁・成文堂・2022年)
「利益誘導型の欺罔事案における性的行為の処罰について」(『季刊刑事弁護』(107),153-157頁・2021年)
「ゆすり(blackmail)の当罰性─適法行為を告知内容とする強制をめぐって─」(『早稲田法学』95巻4号・2020年)
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