プレスリリース
埼玉県加須市を拠点に在宅療養されている方を24時間365日サポートする株式会社ハーネスト(所在地・埼玉県加須市)が運営する「ハーネスト訪問看護リハビリステーション加須」。現在はご自宅での最後を満足して迎えていただけるよう「ターミナルケア」と「グリーフケア」に力を入れています。
その事例を今回ご紹介させていただきます。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/319702/LL_img_319702_1.jpeg
ハーネスト訪問看護リハビリステーション加須
<コロナ禍で求められる訪問看護の役割とハーネストだからできること>
「訪問看護」と聞くと一般的には看取りをイメージされる方が多いと思いますが、私達ハーネストも利用者様の最後のお手伝いをするケースがあります。しかし、コロナ禍となり入院時の面会が大きく制限され最後の時を家族と過ごすことが難しい環境となりました。そんな利用者様やご家族と関わる中で、私達は改めて「訪問看護を希望する」ということの意義を感じました。
ある利用者様のご家族からの忘れられない大切な言葉があります。
『最後に満足するまで親孝行がしたい』
訪問看護はもちろん利用者様のためにありますが、同じくらいご家族のためのものだと考えています。
コロナ禍の暗いニュースが多い中、私達が行うのはただ医療行為を提供するのではなく「親孝行のお手伝い」なのだと思うと、とても暖かい気持ちになり私達の担う役割を再認識しました。
コロナ禍前にも在宅医療希望のお声はいただいていましたが、コロナ禍になり親孝行という理由でのご依頼が顕著に増えました。
私達は、利用者様の心身の状況や特性、家庭環境などを踏まえた日常生活の維持・回復を図るとともに、生活の質の確保を重視し、住み慣れたご自宅で安心して療養生活を送っていただける事を願い誕生しました。社会復帰され卒業される方もおりますが、現在はご自宅での最後を満足して迎えていただけるよう「ターミナルケア」と「グリーフケア」に力を入れています。
今回はその事例をご紹介させていただきます。
ハーネスト訪問看護リハビリステーション加須
URL: https://houmonkango-hernest.com/
【モデル例.A様/余命1か月と宣告】
高齢の患者様の看取りのモデルです。コロナ禍となり、病院では面会できず最後も共に過ごすことが難しい世になりました。しかし、訪問看護の在宅医療ではご家族の負担等大変なこともございますが、大切なご家族と住み慣れたご自宅で最後まで共に過ごすことができる点で注目されております。
●患者様概要
余命1か月と宣告を受けたA様。食事も難しく、衰弱しており毎日の点滴や全身管理が必要でした。
病院からは入院を勧められるも、面会は難しいと説明有り。
ご家族の『最後に親孝行がしたい』という要望をいただき、私達がお手伝いいたしました。
●患者様に対して行ったこと
看護面では毎日の点滴管理や、ご家族への食事指導を行いました。脱水の症状も強く、食事が出来ない状態が続きました。
ご家族の不安を軽減するためにコミュニケーションにも力をいれることで献身的なご協力をいただきました。その後2週間ほどで、利用者様の大好物のアイスを食べられるまで驚異的な回復が見られました。
●コロナと看取りについて
コロナ禍で最近は病院に入院するよりも在宅医療を望む方が増えてきており、看取りの環境も大きく変化しました。理由として、病院の入院患者様との面会の制限と、ご家族の在宅ワークによる時間の融通があげられます。
しかし、変わらず大切なのは利用者様やご家族の満足感だと考えています。在宅医療を選ぶ方の多くが「親孝行がしたい」とおっしゃるのもコロナ禍後の特徴です。
●亡くなった後も寄り添う「ターミナルケア」と「グリーフケア」
ご家族の献身的なケアもあり、一時の危ない状態からなんとか持ち直し、大好きなアイスを食べることができるまで回復されたA様。その後、眠るようにご自宅でお亡くなりになりました。家族のように接してきたA様との別れで悲しみに暮れる中、私どもは「ターミナルケア」と「グリーフケア」を行いました。
ハーネストは、病院ではなかなかできない「ターミナルケア」を大切にしています。こちらは亡くなった後のシャンプーやお化粧等を行わせていただきます。家族同様に関わらせていただいた私達だからこそ、故人の方を想いながら、ご家族の希望を叶える事ができます。
もう一つ、私達が大切にしているのが、患者様が亡くなった後もご家族に寄り添う「グリーフケア」です。最愛の家族を亡くし深い悲しみの中にいるご家族の心を少しでも労わる事が出来るよう、お花やお線香をお供えし、看護の振り返りや介護の日々を労います。「ターミナルケア」と「グリーフケア」どちらもご家族にとって必要なものです。
A様のご家族からは「大変だったけど入院させず在宅で最後を共に過ごせて親孝行できました。大変満足です。」というお言葉をいただき今もその言葉を大切に胸に残しています。皆さまの「ハーネストさんで良かった」とお言葉をいただけることが私達のやりがいとなり、自信へと繋がります。
●訪問看護の素晴らしさ
訪問看護は劇的に症状が改善するケースは少数で、完全回復を喜ぶというよりは、日々の小さな改善の一歩を楽しむ仕事です。その小さな一歩を楽しみ続けて行くことで社会復帰やQOLの改善など大きな足掛かりへと繋がっていきます。「今日はどうかな?」と共に生活し、当たり前の日常を楽しむのが訪問看護の仕事であり、退院したら終わり、の医療とは大きく異なるポイントです。
コロナ禍が進むにつれ、入院となるとなかなか面会できない現実がある事から在宅医療・訪問看護はこれまで以上に必要とされていくかもしれません。しかし、いかなる時も在宅だからこその暖かさを患者様やご家族と共有できる“家族”として皆様の看護に参加する事が、私達の存在意義だと思います。
【ハーネスト訪問看護リハビリステーション加須】
URL : https://houmonkango-hernest.com/
所在地 : 〒347-0061 埼玉県加須市諏訪2-3-1 福田ビル1階B号室
定休日 : 土曜、日曜、祝日、年末年始(12/29〜1/3)
電話番号 : 0480-38-6570
FAX : 0480-38-6571
営業時間 : 9:00〜18:00
サービス対象エリア: 埼玉県加須市、羽生市、久喜市、行田市、鴻巣市
<会社概要>
会社名 :株式会社ハーネスト
所在地 :〒347-0061 埼玉県加須市諏訪1-1-5
代表取締役:間下 隆文
プレスリリース提供元:@Press