プレスリリース
今回の表彰で30回めを迎える「数検」グランプリ 優秀な成績を収めた2021年度の受賞者・受賞団体を決定 生涯学習としての活用も含め、11歳から84歳までの幅広い年齢の方が受賞
算数・数学の実用的な技能を測る、実用数学技能検定「数検」(数学検定・算数検定、以下「数検」)を実施・運営している公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水静海、以下「当協会」)は、2021年度に数検を受検し優秀な成績を収めた個人・団体に贈る、第30回実用数学技能検定「数検」グランプリの各受賞者・受賞団体を決定いたしました。
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昨年2021年に個別で行った現地表彰式の様子
今回は、計28団体98人が受賞しました。受賞者の最年少は11歳、最年長は84歳と幅広い年齢の受検者が受賞しており、生涯学習の一環としても幅広く数検が活用されていることがうかがえる結果となりました。なお、例年7月に開催している表彰式典は、昨年2021年と同じく新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大防止の観点から開催を休止とし、受賞者・受賞団体には個別に賞状などを贈呈いたします。
第30回実用数学技能検定「数検」グランプリ 受賞者一覧
https://www.atpress.ne.jp/releases/319150/att_319150_1.pdf
<本リリースのポイント>
(1)11歳から84歳まで幅広い年齢が優秀な成績を収めており、生涯学習の一環として数検が活用されている。
(2)文部科学大臣賞(個人賞)は7人中5人が小学生で、若年層において数検合格を目標にした自発的な学習が行われている。
■今回の表彰で30回めを迎える「数検」グランプリとは
実用数学技能検定「数検」グランプリは、積極的に算数・数学の学習に取り組んでいる個人・団体の努力を称え、今後の学習や学習指導の励みとする目的で、成績優秀な個人・団体を表彰する制度です。受賞者は、数検を受検した個人・団体から選出されます。高齢者やご家族などで受検し優秀な成果を収められた個人には「会長賞」を、優秀な成果を収められた個人・団体には「金賞」がそれぞれ贈られます。また、金賞受賞者でさらに卓越して優秀な成績を収めた個人・団体には「文部科学大臣賞」が贈られます。なお、団体賞を受賞した団体において永く数学の指導に携わり、指導の成果を挙げられた方には「生涯学習功労賞」が贈られます。
1995年に第1回の表彰を行ってから30回めを迎える今回の表彰では、2021年度(2021年4月〜2022年3月)に数検を受検した個人・団体を対象に、当協会の顕彰評価会議(有識者による会議)によって厳正に選考し、各賞を決定いたしました。
■個人賞について
個人賞では、「文部科学大臣賞」7人、「会長賞」1人、「金賞」20人、「生涯学習功労賞」70人が受賞しました。受賞者の最年少は11歳、最年長は84歳と幅広い年齢の受検者が受賞しており、生涯学習の一環としても幅広く数検が活用されていることがうかがえます。また、「文部科学大臣賞」の受賞者は、7人中5人が小学生で、若年層が数検合格を目標に自発的な学習で高い数学力を身につけ、優秀な成績を収めていることもわかります。
■団体賞について
団体賞には、「高等教育」「高等学校」「中学校」「小学校」「公教育団体」「一般団体」の6部門があり、「文部科学大臣賞」には、6部門6団体に贈られることが決定しました。「金賞」は6部門22団体が受賞しました。
当協会は、今後も、学校教育における数学指導がさらに充実し、国民のみなさまの数学への関心が高まるとともに、生涯を通じた数学学習がますます盛んになるよう事業の運営に邁進してまいります。
◆「数検」グランプリの選考基準について
年間(4〜3月)の数検合格者ならびに実施団体を対象に、下記の選考基準によって賞を授与します。
<個人賞>
●金賞(1〜5級を対象)
〇継続して数検を受検し永く学習活動が続けられていること。
〇各階級の数検合格者から優秀な成績を収めたもので当協会の顕彰評価会議が認めた方(満点合格者が該当しない階級がある場合には、満点に準ずる成績優秀者から選考)。
●文部科学大臣賞(1〜5級を対象に各階級1人)
〇上記金賞受賞候補者のなかからさらに卓越して成績優秀であった合格者を対象に、当協会の顕彰評価会議が認めた方。
●会長賞
〇継続して数検を受検し学習活動が続けられていること。
〇親子等で受検し、ともに優秀な成果を収めた家族。
〇優秀な成果を収めた合格者のなかから、生涯学習にふさわしく、当協会の顕彰評価会議が認めた方。
●生涯学習功労賞
団体賞のなかから永く数学の指導に携わり、指導の成果を挙げられ、当協会の顕彰評価会議が認めた方。
<団体賞>(高等教育、高等学校、中学校、小学校、公教育団体、一般団体の6部門)
●金賞
〇継続して数検を活用され数学の学習活動が盛んであること。
〇奨励賞として選出された団体(年間を四半期に分け、各期間に実施された団体の中から優秀団体を奨励賞として表彰)のなかから合格率が上位50団体(目安)であること(ただし、合格率が同率の場合、団体の規模、学年、受検階級を考慮する)。
〇当協会の顕彰評価会議が認めた団体であること。
●文部科学大臣賞(高等教育、高等学校、中学校、小学校、公教育団体、一般団体の6部門の中から各部門1団体)
〇上記金賞受賞候補団体のなかからさらに卓越して優秀であった団体を対象に、当協会の顕彰評価会議が認めた団体。
◆表彰について
受賞者、受賞団体には、以下のとおり賞状および記念品が贈呈されます。
<個人賞>
○文部科学大臣賞/文部科学大臣賞状、記念品
○金賞/賞状、記念品
○会長賞/賞状、記念品
<団体賞>
○文部科学大臣賞/文部科学大臣賞状、記念楯
○金賞/賞状、記念楯
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文部科学大臣賞状と記念楯(見本)
【実用数学技能検定について】
実用数学技能検定「数検」(後援=文部科学省。対象:1〜11級)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測り、論理構成力をみる記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、2006年以降は30万人を超え、また、数検を実施する学校や教育機関も16,000団体を超え、公費での活用も広がっています。以来、累計志願者数は700万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。
日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施され(累計志願者数は40,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。※志願者数・実施校数はのべ数です。
【ビジネス数学検定について】(当協会の行うその他のおもな公益事業)
「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。
【法人概要】
法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会
所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
理事長 : 清水静海(帝京大学大学院 教職研究科長・教授、公益社団法人日本数学教育学会名誉会長)
会長 : 甘利俊一(帝京大学 先端総合研究機構 特任教授、理化学研究所 栄誉研究員、東京大学名誉教授)
設立 : 1999年7月15日
事業内容: (1)数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行
(2)ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施
(3)数学に関する出版物の刊行及び情報の提供
(4)数学の普及啓発に関する事業
(5)数学や学習数学に関する学術研究
(6)その他この法人の目的を達成するために必要な事業
URL : https://www.su-gaku.net/
※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会に専用使用権が認められています。
※「ビジネス数学検定」は当協会の登録商標です。
【「数検」グランプリに関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本数学検定協会 事業普及推進部
TEL:03-5812-8341
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