プレスリリース
<ネオファーマ社・長崎大学の共同研究> 5-ALA最新研究 新型コロナウイルス感染抑制効果を確認 カギは“細胞力” フィジカルとメンタルの向上に
5-ALA(5-アミノレブリン酸)の研究・開発・販売をグローバルに展開するネオファーマジャパン株式会社は、長崎大学との共同研究において、5-ALAによる新型コロナウイルス感染抑制効果を確認したとする最新の研究結果を発表しました。
長崎大学では、もともと世界三大感染症であるマラリアの治療薬候補として、5-ALAの効果を確認していました。メカニズムの一つとして病原体の遺伝子が持つG4構造と5-ALAの産物(ヘム、PPIX)の結合が感染を抑制すると考えられており、今回の研究はここから着想を得たものです。
マラリアと同様に、5-ALAの産物がウイルスの増殖を阻害するとの予想から、ネオファーマ社と長崎大学大学院の北 潔教授との共同研究が実施され、新型コロナウイルスの感染抑制効果が確認されました。北教授は『5-ALAの摂取で新型コロナウイルスの増殖が完全に抑えられることが、細胞を用いた試験で確認できました。5-ALAが本来持っているミトコンドリア活性化機能も、新型コロナウイルス感染予防に寄与していると考えられます。5-ALAを摂取し普段から細胞の健康を維持していれば、免疫の最前線がしっかり働きますし、フィジカルもメンタルも元気になります』と解説しています。
5-ALAは、私たちの細胞内のミトコンドリアで生産され、エネルギー生産の効率を高めて代謝アップに働く成分です。疲れやすくなった、太りやすくなった、目覚めがよくないなど、これからの暑い季節に多いお悩みにも、ミトコンドリアの機能低下も関係していると言われています。夏は、「暑さ」「寒暖差」「紫外線」によって夏バテとなり、自律神経に大きな負担がかかりやすく、また食欲不振などから、体力も低下します。このようにフィジカルとメンタルに影響する夏特有の悩みにも、根本的な細胞ケアを心がけることが大切です。
なお、5-ALAは17歳をピークにその後下降の一途をたどります。しかも体内での貯蔵量は非常に少なく、外から摂取しても瞬時に体内で消費されてしまうため、不足しがちであることがわかっています。そのため、運動や食事に加え、サプリメントなども上手に摂り入れながら、日々補うことをおすすめします。
【「5-ALA」を使った最新研究結果】
■5-ALAによる新型コロナウイルス感染抑制効果を確認
長崎大学では、5-ALAによる新型コロナウイルス感染症の原因ウイルスであるデルタ株、オミクロン株を用いて、培養細胞における感染試験を行いました。その結果、5-ALAには濃度依存的に各変異株の感染を抑える効果があることが示されました。また5-ALAにはミトコンドリアを活性化する効果があることから、ウイルス感染で生じるミトコンドリアの機能低下を抑えることで、ウイルスによる正常細胞への障害を抑制すると考えられます。
●5-ALAがアルファ株、デルタ株の増殖を抑えて、感染を完全に抑制
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変異株に対する5-ALAの効果(Caco-2細胞・ヒト由来)
培養細胞を用いた実験から、5-ALAの濃度が一定以上になるとウイルス感染の完全な抑制が示されています。さらに、変異株であるアルファ株、デルタ株の増殖を抑えることが認められました。また、5-ALAはアルファ株、デルタ株の増殖を抑える一方で、正常な細胞の生存を阻害しなかったことから、細胞に対する5-ALAの安全性も確認できました。
●5-ALAがオミクロン株の感染を完全に抑制
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オミクロン株に対する5-ALAの効果(ベロ細胞・サル由来)
新型コロナウイルスの変異株で感染力が強いといわれるオミクロン株についても、5-ALAおよび5-ALA+鉄剤(SFC)が、感染を抑えることが認められました。さらに5-ALAの濃度が一定以上になると、オミクロン株の完全な感染抑制が示されています。
また本試験においても、5-ALAはオミクロン株の感染を抑える一方で、正常な細胞の生存を阻害しなかったことから、細胞に対する5-ALAの安全性も確認できました。
5-ALAの感染抑制の作用メカニズムは、細胞への侵入阻止、ウイルスの複製阻害など、複数考えられるため、今後出現する変異株にも有効である可能性が示唆されました。
【細胞への吸収性は抜群!常に補給したい「5-ALA」】
■疲れやすさ・太りやすさもミトコンドリアが関係している
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ミトコンドリアの減少と機能低下によって生じる不調例
40歳を過ぎた頃から、疲れやすくなった、太りやすくなったなどの不調を感じる人が増えてきます。そして、大半が原因や解決策を考えるまでもなく、年齢のせいとあきらめがち。しかし、これらの不調にも理由があって、ミトコンドリアのエネルギー生産力が落ちたことによる、代謝の低下と考えられます。
ミトコンドリアの量・質が低下すれば、生産されるエネルギーも低下します。十分でないエネルギーでやりくりすることになるため、代謝も悪くなり、身体の様々な部位に支障が起こるというわけです。
ミトコンドリアには比較的短期間で増減する特性があり、運動などでエネルギーが必要な状況になると必要に応じて増加します。また、ミトコンドリアの増加・活性化を促進する成分が明らかになっているので、それらの成分を含む食品の摂取で、ミトコンドリアの働きを高めることが期待できます。
■細胞内のミトコンドリアを活性化する「5-ALA」
私たち人間が活動するためのエネルギーの大部分がミトコンドリアで生産されていますが、そこで重要な働きをするのが5-ALAです。5-ALAはミトコンドリアを活性化し、エネルギー(ATP)生産の効率を高めて、代謝アップに働きます。
■食品の中では、発酵食品などに比較的多く含まれる
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5-ALAが含まれる食品例
5-ALAは、動物や植物などあらゆる生命体のミトコンドリアで作られる天然のアミノ酸です。基本的には食品全般に含まれていますが、米や小麦などの穀類にはほとんど含まれず、酒粕などの発酵食品や緑黄色野菜に比較的多く含まれています。
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食品の5-ALA含有量
出典:ネオファーマジャパン調べ
【解説】
■北 潔先生
長崎大学大学院 熱帯医学・グローバルヘルス研究科長・教授/東京大学 名誉教授/ミトコンドリア研究所 所長
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北 潔先生
5-ALAの摂取で新型コロナウイルスの増殖が完全に抑えられることが、細胞を用いた試験で確認できました。これはもともと研究していたマラリアが5-ALAで抑制されるのと同じメカニズムから着想を得たもので、マラリアと同様に、5-ALAの産物がウイルスの増殖を阻害すると予想し、それが的中しました。
また、5-ALAが本来持っているミトコンドリア活性化機能も、新型コロナウイルス予防に寄与していると考えられます。5-ALA摂取で普段から細胞の健康を維持していれば、免疫の最前線がしっかり働きますし、フィジカルもメンタルも元気になります。
5-ALAは経口摂取に対しての安全性も確認されていますので、今後5-ALA が新型コロナウイルスをはじめとする世界中の感染症対策に貢献できるものと期待しています。
<プロフィール>
東京大学薬学部卒業後、同薬学系研究科博士課程を修了。東京大学大学院医学系研究科教授、東京大学大学院医学系研究科副研究科長等を経て現職。日本寄生虫学会理事長、日本生化学会会長を歴任。
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