• トップ
  • リリース
  • 世界自然遺産 知床で“海洋漂着ゴミを回収する運搬船”を調達するためのプロジェクトがスタート クラウドファンディング CAMPFIREにて4月30日まで実施

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2
  • 記事画像3
  • 記事画像4

NPO法人知床自然学校

世界自然遺産 知床で“海洋漂着ゴミを回収する運搬船”を調達するためのプロジェクトがスタート クラウドファンディング CAMPFIREにて4月30日まで実施

(@Press) 2022年04月15日(金)10時45分配信 @Press

NPO法人 知床自然学校は、2022年夏に「知床岬シーカヤックエコアドベンチャーツアー」を計6回企画しており、来年以降も使える自前の磯船を調達するための回収運搬船プロジェクトを、クラウドファンディング CAMPFIREにて2022年3月24日に開始いたしました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/306025/LL_img_306025_1.jpg
知床岬シーカヤックエコアドベンチャーツアー

世界自然遺産知床の半島先端部は動力船での上陸が禁止されています。環境保全の面から当然ではありますが、一方海洋漂着ゴミもまた手つかずの状態で保全されています。
道路はもちろんなく、動力船での上陸も出来ない知床半島先端部の漂着ゴミを回収するには、上陸が認められている非動力のシーカヤックを使い、回収した漂着ゴミを動力船に積み渡して持ち帰るのが唯一の方法です。
回収船となる底の浅い磯船がどうしても必要ですが、毎日チャーターとなると莫大な費用が必要で、それをツアー参加費で賄う事は到底できません。
今夏この「知床岬シーカヤックエコアドベンチャーツアー」を参加者の方を募集しながら計6回企画しており、来年以降も使える自前の磯船を調達するため、クラウドファンディングで回収運搬船プロジェクトを展開しています。


【CAMPFIRE】クラウドファンディングサイト
https://camp-fire.jp/projects/view/554249


■活動背景
NPO法人 知床自然学校の関口 均と申します。
知床に移り住んで早35年、私の半生以上は知床によって育てられたと言っていいでしょう。
当初は知床岩尾別ユースホステルの運営から入り、併せて次にネイチャーガイドとして様々なツアーを開催してきました。そしてもっと知床に恩返しができないか、という思いでNPO法人 知床自然学校も設立。
今回は海に注目し、殆ど手つかずになっている知床半島先端部の海洋漂着ゴミをなんとかしたいと思い、ビーチクリーンツアーを開催する事としました。しかし、いかんせん知床の海です。一筋縄ではいきません。様々なハードルをクリアしなければなりませんが、このツアーで一番必要なのが運搬船なのです。なんとか皆さんの力を借りて専用の運搬船をチャーター、もしくは手に入れたく、クラウドファンディング企画をしました。


■特徴
≪知床半島先端部には道路がない!≫
周遊道路がないのがここ知床半島なのです。

≪船で行きたくても環境保全のため動力船での上陸もできない!≫
自然環境を守るため、多人数が一度に上陸可能な動力船での接岸・上陸は認められていません。

≪そして知床名物ヒグマがウロウロ!≫
国内最大の陸上哺乳類。オスの大人では立ち上がると3mにもなる大物も!まずは会わないようにすることが一番大切。もしも会ってしまったら、ヒグマの表情をよく理解して相手に合わせた行動をとる必要があります。

世界自然遺産でありながら、そして世界自然遺産であるがゆえに、これらの理由から無数の海洋漂着ゴミがそのままになっているのです。

≪そんな中、唯一アクセス可能なのがシーカヤック!≫
通常の体力は必要ですが、全く初めての方でもちょっと練習すればすぐ海に漕ぎ出す事が可能です。でも簡単ではありません。キャンプ道具、食料、個人装備を詰め込み、知床岬往復70km、4泊5日の日程(全て好天の場合)になりますから…。
また先ほどお知らせしたように全域にわたってヒグマのテリトリー。知床ゆえの非常に過酷な環境です。

≪それでも行きたい!≫
でもそんな過酷な環境の知床半島先端部ですが、それでも行きたいと思わせる壮大な自然がそこにはあります。シーカヤックだからこそみられるワールドクラスの知床ならではの自然がそこにはあるのです。
この知床の自然を海洋漂着ゴミから守りたい!との想いで企画したのが『知床岬シーカヤックエコアドベンチャーツアー』。
でもどうやって回収した漂着ゴミを持ち帰る?シーカヤックは装備品でいっぱい。人が乗り込んだらとても漂着ゴミを載せるスペースはありません。

≪そこで『船』なのです!≫
陸地ギリギリまで行ける船があれば、ロープ等を使って回収した漂着ゴミを荷揚げする事ができます。もちろん船から人が直接上陸する必要もないので、現状ルールもクリアできます。さらに悪天候の時や万が一の事故の時はレスキュー船として運用ができるので、その存在感は計り知れず大きいのです。

≪そして地元漁師の所有する中古船が目の前に!≫
懇意にしている地元漁師さんにそんな話をしていたら、「俺んとこの使ってない磯舟あるぞ!」との急展開。中古ですが傷んだところを修繕し、新品の70馬力エンジンを装着すればカヤック泣かせの強い風もなんのその。知床岬往復も安心安全。船は『知床岬シーカヤックエコアドベンチャーツアー』になくてはならないアイテムなのです。
漁師さんも、その船を使って「それなら俺も漂着ゴミ回収に行くぞ!」との力強い言葉!海岸線の複雑な地形や潮の満ち引きを熟知した漁師さんが味方になってくれたら鬼に金棒。と言うわけでどうしても船がほしい!のです。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/306025/LL_img_306025_2.jpg
知床の海洋漂着ゴミ

■回収した漂着ゴミのその後は…?
実はこれが一番の課題と言っていいでしょう。現在では各地で様々なアップサイクルが可能となっています。今回は【海洋プラスチック】【漂着漁網】に重きを置いてアップサイクルしていきます。

・製品化ルート
〈回収したプラスチック〉→選別→粉砕→加工→トレーやアクセサリーへの製品化→販売
〈浮き玉等のプラスチック漁具〉→リサイクル販売
〈漂着廃漁網の刺し網〉→選別→洗浄→加工→鞄等の布製品へ→販売

・活動フロー
知床岬シーカヤックエコアドベンチャーツアー→海洋プラスチック&漁具回収→製品化→販売→収益→製品化費用・回収費用・次のエコツアー継続費用へ

ゴミをアップサイクルで資源とし、最終的には漂着ゴミをゼロにするのが目標です。数年、数十年で解決できる問題ではないでしょう。世界中の海洋ゴミがなくならない限り解決しないのですから。ですがゴミそのものは決して悪くありません。そういう状況を作り出している人間の行為そのものが問題なのです。
海洋ゴミが資源になる、というポジティブな考え方も可能です。楽しく知床の漂着ゴミと付き合えるようになる為、ぜひ皆さんの力を貸してください。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/306025/LL_img_306025_3.jpg
海洋プラスチックの分別

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/306025/LL_img_306025_4.jpg
海洋プラスチックをアップサイクルしたトレー

■リターンについて
寄付金(1) 5,000円:お礼の手紙をお送りします。ささやかですがシーカヤックエコツアーで撮影した知床の写真も添えさせていただきます。
寄付金(2) 10,000円:お礼の手紙をお送りします。ささやかですがシーカヤックエコツアーで撮影した知床の写真も添えさせていただきます。
寄付金(3) 50,000円:お礼のお手紙をお送りします。ささやかですがシーカヤックエコツアーで撮影した知床の写真も添えさせていただきます。ご希望の方には当施設内にてお名前を掲示させていただきます。


■プロジェクト概要
プロジェクト名: 世界自然遺産知床の海洋漂着ゴミを運搬する船が欲しい!
期間 : 2022年3月24日〜4月30日
URL : https://camp-fire.jp/projects/view/554249

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/306025/LL_img_306025_5.png
海洋漂着ゴミの運搬船

■会社概要
商号 : NPO法人 知床自然学校
代表者 : 代表理事 関口 均
所在地 : 〒099-4356 北海道斜里郡斜里町大字遠音別村字イワウベツ番外地
事業内容: 環境教育、エコツアー
URL : https://www.shiretoko-outdoorguide.com/npo


【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】
NPO法人 知床自然学校(知床岩尾別ユースホステル内)
TEL : 0152-24-2311
Mail: iwaobetus@sirius.ocn.ne.jp

プレスリリース提供元:@Press

このページの先頭へ戻る