プレスリリース
特定非営利活動法人 日本ファシリテーション協会(FAJ)九州支部(以下、NPO法人 日本ファシリテーション協会(FAJ))は、『対話が「つながり」をより良いものとし、「孤立」を解消する』と考え、今こそ、ファシリテーションの概念を多くの人に知ってもらい、今後の仕事や暮らしに役立ててもらおうと、このイベントを企画しました。
コロナ禍で大きく変わる社会と、急速に進むオンライン化。私たちに、これまでなかった新たな「つながり」をもたらす一方、「孤立」を深め、不安を抱える人もたくさんいます。
【実はとても身近で、役に立つ!!】
〜 ファシリテーション(facilitation)とは? 〜
人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶよう舵取りすることです。例えば、会議の際にホワイトボードに議事を板書して、みんなが分かりやすくすることもファシリテーションの技術の一つです。会議の活性化のみならず、会社や役所の組織運営や、地域活性、教育、福祉、医療、災害等、様々な現場で活用されています。
イベントでは、災害時の避難所運営を疑似体験する「避難所タ〜イムショック!」や、いま話題のオンライン「2030SDGs」カードゲーム体験など、参加者どうしの楽しいやりとりを通しながら、ファシリテーションを学ぶことができます。また、ファシリテーションの第一線で活動する専門家が、わかりやすく解説してくれます。
【イベント概要】
■開催日時:2022年2月27日(日)12:30〜17:30(分科会(4)のみ18:00終了)
■会場 :オンライン(Zoom)※全国から参加可能です。
■参加費 :一般1,800円
NPO法人 日本ファシリテーション協会(FAJ) 会員1,500円
学生 無料
■テーマ :社会や組織に変化をもたらす対話とは
〜 ファシリテーションで課題を乗り越えよう 〜
■概要 :ファシリテーションについて知り、そのスキルを、
仕事や暮らしに生かして頂こうというイベントです。
会社や学校、地域社会などにおいて、
人と人との関係づくりに悩んでいる方、
たいくつな会議・決まらない会議を何とかしたいという方、
災害等いざというときのコミュニケーションスキルを
磨きたい方など、どなたもお気軽にご参加ください。
イベントでは、J・ガーゲン著『関係からはじまる―社会構成主義がひらく人間観』を翻訳された鮫島 輝美氏(京都光華女子大学 健康科学部 准教授)をお招きして、加留部 貴行(NPO法人 日本ファシリテーション協会(FAJ)フェロー、日本を代表するファシリテーターの一人)を聴き役に、コロナ禍、ポストコロナでの「人と人との関係性」について考えます。
また、分科会では、「避難所タ〜イムショック 次から次に起きる問題を対話ですばやく解決しよう!!」や「ファシリテーションはじめの一歩講座〜 ワクワク会議の創り方、明日からできる“こそっと”ファシリテーション 〜」というテーマで、様々な課題を、対話を通じて解決、解消していく方法を探ります。
【イベントの詳細確認や申し込みページ】
https://www.faj.or.jp/base/kyushu/event/202202/
【プログラム詳細】
1. 全体会
関係からはじまる
〜 社会や組織に変化をもたらす これからの対話の姿 〜
J・ガーゲン著『関係からはじまる―社会構成主義がひらく人間観』を翻訳された鮫島 輝美氏を語り手としてお招きし、NPO法人 日本ファシリテーション協会(FAJ) フェローの加留部 貴行氏を聴き手として、参加者のみなさまと、社会や組織に変化をもたらすこれからの対話の姿について考えていきます。
登壇者:京都光華女子大学 健康科学部 准教授 鮫島 輝美氏
NPO法人 日本ファシリテーション協会(FAJ) フェロー 加留部 貴行
2. 分科会
*分科会(1)「人」から生まれるもの
鮫島 輝美氏と加留部 貴行氏との全体セッションの、二次会のような分科会です。お二人の話を聞いて感じたこと・気づいたことなど、参加者同士で共有いただけます。鮫島 輝美氏もオブザーバーとしてご参加いただけます。
*分科会(2)避難所タ〜イムショック
次から次に起きる問題を対話ですばやく解決しよう!!
自然災害が多いなあ〜みなさんも実感があるかと思います。ここ九州でも豪雨や台風、地震と毎年自然の脅威に脅かされています。
この分科会では、次から次へと判断が求められる避難所のシチュエーションを取り上げます。他者との対話や関係性の構築より良い避難所運営を考えてみます。
*分科会(3)ファシリテーションはじめの一歩講座
〜 ワクワク会議の創り方、明日からできる
“こそっと”ファシリテーション 〜
意見が出ない、参加している感じがしない、疎外感を感じる、上司がしゃべってばかり、説明をきいてるばかり、そんな、“たいくつ会議”を“ワクワク会議”に変えたいと思っているあなた、会議の場で“こそっと”ファシリテーションできるかと思います。しゃべり下手、若手だからこそ、“こそっと”ファシリテーションが活きるのです。職場で“こそっと”ファシリテーションを実践しているNPO法人ファシリテーション協会(FAJ)九州支部の上野 翔大郎さん(しょうちゃん)とファシリテーションを体験できます。日常の対話など、あなたの身近な場面でも役に立ちます。
*分科会(4)Possible Worldの世界へ
〜 オンライン「2030SDGs」カードゲーム体験 〜
このオンラインゲームのゲーム構成・ルールは、対面式のカードゲーム「2030 SDGs Game」をベースとしています。しかし、2030年やSDGsといった具体的な事象に留まらず、「越境」をキーワードにもう少し広い範囲での可能性を体感するという意味で、「2030 SDGs Game」とは全く別の体験となるかもしれません。
2020年のパンデミックでは、今までの当たり前が当たり前でなくなりました。 と同時にさまざまな可能性の扉が開かれたことも確かです。このPossible Worldが提供する「オンラインプラットフォーム」もそのひとつです。
【登壇者】
■京都光華女子大学 健康科学部 准教授 鮫島 輝美氏
1968年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。専門は、理論看護学、グループダイナミックス。医療・看護・介護だけでなく、支援を広く捉え、社会的弱者にとって生きやすい社会、継続可能な社会とは何か、を考え続けている。
著書に、『「生きづらさ」に寄り添う〈支援〉』(単著 ナカニシヤ出版2018)、翻訳にK.J.ガーゲン『関係からはじまる―社会構成主義がひらく人間観』(共訳 ナカニシヤ出版2020)など。
■NPO法人 日本ファシリテーション協会(FAJ) フェロー 加留部 貴行氏
日本を代表するファシリテーターの一人。
1967年福岡県出身。九州大学法学部卒業後、西部ガス株式会社入社。2001年に福岡市へNPO・ボランティア支援推進専門員として2年半派遣。07年から九州大学へ出向し、ファシリテーション導入を通じた教育プログラム開発などを担当。企業、大学、行政、NPOの4セクターを経験した「ひとり産学官民連携」を活かした共働ファシリテーションを実践。11年4月に独立。
現在は、加留部貴行事務所AN-BAI代表、九州大学大学院統合新領域学府客員准教授。
著書に『参加したくなる会議のつくり方』(ぎょうせい)、共著に『チーム・ビルディング』、『教育研修ファシリテーター』(日本経済新聞出版社)など。
【主催団体】
NPO法人 日本ファシリテーション協会(FAJ)九州支部
■NPO法人 日本ファシリテーション協会(FAJ)九州支部について
ファシリテーションの普及を目指してつくられた民間非営利団体。会員数は1,219名(2021/6/13現在)。全国各地に、九州、中国、関西、中部、東京、東北、北海道の7支部を置く。
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