プレスリリース
ベンダに依存しない資格とスキルアセスメントを提供している国際的な試験機関、EXIN(本社、オランダ)の日本代表、中川 悦子は、「スクラムマスターとプロダクトオーナーのためのEXINハンドブック」書籍の日本語版を、無料PDF版で先行リリースしたことを発表しました。
有料版の紙書籍などは、追って発売予定です。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/298278/LL_img_298278_1.png
EXINハンドブック表紙
EXINのアジャイル領域の資格の特徴は、「アジャイルの原則に関する知識とスクラムの実務能力の両方を融合した世界初の認定プログラム」を提供していることです。その理由は、世界の70%のアジャイルチームが理想的な組み合わせとしてスクラム(*)を採用していることを踏まえた上で、「BOKが存在しない領域」に対して、世界的な試験機関が専門家との協業で、ある意味でのフレームワークを提示したことです。(*出典:第10回State of Agileレポート)
EXIN Agile Scrum Master認定プログラムは、2015年より欧州、日本で開始し、2020年にアップデートをかけました。このタイミングで学習される方の支援のために「書籍」提供を開始しました。スクラムマスターのみならず、プロダクトオーナーの領域にも言及しています。
タイトル:スクラムマスターとプロダクトオーナーのためのEXINハンドブック
著者 :ヨハン・ボタ
出版社 :EXIN Holding BV
ISBN :9789076531007
発行 :2021年9月
著者権 :@EXIN Holding BV,2021
■目次
1. アジャイル シーンの設定
2. アジャイルの採用
3. リーン・マネジメント
4. スクラムと継続的改善
5. スクラムの基本
6. スクラムチームのその他の活動
7. アジャイル計画と見積もり
8. スプリントでは他に何が行われるのか?
9. 複雑で大規模なプロダクトバックログ
10. ビジュアルマネジメント、スクラムとカンバンボード
11. スクラムのスケーリングに関する従来の考え方
12. Nexusとスケーリング
13. アジャイル・スクラムの導入と成功のために
14. 説明責任 - スクラムとNexusのイベントとプラクティス
付録 A - その他のアジャイル手法
付録 B - アジャイル環境におけるリリースとよく使われるリリース管理ツールの詳細
■EXIN本社、CEOのミヒル バイシングは、次のように語っています。
「日本の11人のアジャイル・スクラムの専門家(テクニカルレビューアと監修者)の皆様に、本書の翻訳にご協力いただき、深く感謝しております。これによって、EXINは日本市場に適した本書を、自信を持って提供する事ができました!
EXINでは、プロフェッショナルの卓越した能力が組織のパフォーマンスを高めると信じています。従って、弊社はデジタルトランスフォーメーションで成功するための適切なコンピテンシーを組織とそのプロフェッショナルが身につけられるように支援します。アジャイル・スクラムは、その利点があらゆる組織の多くの分野で価値を持つことから、弊社のデジタルスキル、ポートフォリオの中心となっています。EXIN Agile Scrumプログラムは、世界的なベストセラーであり、価値あるコンセプトとツールを提供することで、専門家に評価されています。」
■ヨーロッパでEXIN Agile Scrum資格認定者を多く輩出している教育事業者のLutz Weigelt氏(Managing Director, New Horizons Hamburg)は次のように語っています。
「スクラムを普及する上で、大きな課題が3つあります。
第一に、この領域ではBOKが無く、元祖のスクラム著者を含めて多くの実践書籍が溢れています。
第二に、スクラムの発展の方向性を決定するオーナーが存在しません。著者の間では一定の合意が見受けられるものの、それぞれが異なる経験をしているために、意見が違うという矛盾があり、スクラムガイドを参照している時のみ正しい、となります。
第三に、古典的なプロジェクトマネジメントと比較すると欠けている領域(例:リスクマネジメント、ビジネスケース、ガバナンスなど)があります。
EXINのプログラムの本書は、世界的試験機関のEXINが社外の専門家との協業により、しっかりした、一種のフレームワークを提供していると考えています。スクラムには無い領域でも、関連性の高い重要な側面(例:広義の意味のアジリティ、サービスマネジメントへの拡張、ビジネスマネジメント)を含め幅広い内容と考えています。」
■アジャイル・スクラムの研修を提供している、株式会社アイ・ラーニング 取締役サービス企画本部長 山本 久氏は次のように語っています。
「この度、EXIN JAPAN社がスクラムマスターとプロダクトオーナー向けのハンドブックを刊行されることは、実践者にとって大変貴重であり有効なものと歓迎しております。
アジャイルの採用はITプロジェクトだけでなく、様々な経営や事業上の意思決定や遂行において必要で、今の時代、より顧客志向で、目的志向の迅速な企業活動を実践するためには欠かせないものです。このハンドブックは、理論的な解説にとどまらず、様々な状況を想定しての行動をガイドし、読者が考えながら体系的に学ぶことができます。試験対策に加えて実践時にも役立つ内容になっています。
アイ・ラーニングはEXIN JAPAN社とは、長年にわたって人材育成の面で協業させていただいております。認定試験付きのコースとして「アジャイルスクラムファンデーション」、「DevOpsプロフェッショナル」、「DevOpsマスター」を弊社より提供し、大変多くの方に採用いただいております。今後も、引き続きEXIN社のコンテンツを基にした研修をご提供し、アジャイルのさらなる普及に尽力していきたいと考えております。」
EXIN Agile Scrum Master資格概要と無料PDF版入手先はこちら≫
https://www.exin.com/jp-ja/certifications/#certifications/exin-agile-scrum-master-exam
日本語版書籍の11人の貢献者のご紹介はこちら≫
https://www.exin.com/jp-ja/hb-contributor/
■EXIN JAPAN(エクシン・ジャパン)
EXIN(本社:オランダ、代表取締役社長:ミヒル バイシンブ)の日本法人で、2005年より日本で活動を行う。EXINはオランダ経済省により1984年に設立され、ベンダに依存しないグローバルな独立試験機関。資格やスキルアセスメントを提供すると同時に教育事業者の認定も行い、162ヶ国、200万人以上に試験を実施しています。EXINの柔軟で革新的なサービスにより、受験者は世界中で様々な言語による試験を受けることができます。
EXINのグローバル資格は、デジタルトランスフォーメーションを可能にし、需要が高く、実務の課題に直結する広範囲なポートフォリオを実現しています。特にサービスマネジメント(VeriSM(TM)、SIAM(TM)、ITSM)、アジャイル(Agile Scrum、DevOps、Lean IT)、セキュリティ(情報セキュリティマネジメント、GDPRに基づくプライバシーとデータ保護、Cybersecurity)、さらにはデータセンターマネジメントなど、ITの幅広い専門分野をカバーする、最新かつ需要の高い資格を提供しています。
■株式会社アイ・ラーニング
アジャイル、DevOps、ITサービスマネジメント研修をはじめ、DX時代の人財の育成をめざしITスキル、ビジネススキル、ヒューマンスキルおよびIBM製品など企業向け研修とコンサルティングサービスを提供する総合人財育成サービスを行う会社です。
https://www.i-learning.jp/
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