プレスリリース
麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:松本 卓三)は中学3年生を対象に福聚山慈眼寺(ふくじゅさん じげんじ)の塩沼 亮潤(しおぬま りょうじゅん)氏による特別教養講話を実施します。
塩沼氏は奈良県大峯山において1日48キロを千日間歩く『大峯千日回峰行』、9日間飲まず・食べず・寝ず・横にならずの『四無行』を満行された「大阿闍梨(だいあじゃり)」と呼ばれるご高僧です。今回の特別講話では「生きる上で大切なこと」をテーマに日本文化の中でも日本人の思想の柱となっている仏教について詳しくお話をいただきます。
今回の講話を通して、生徒たちに自分自身と真摯に向き合い、「生きる上で大切なこと」は何かということを考え、コロナウイルスの影響を大きく受けた現在でもさらに充実した毎日をおくるきっかけや気づきを与えたいと考えています。
中学3年生は2月に実施予定であった関西研修に向けて、これまで総合学習の時間「自分(ゆめ)プロジェクト」で「日英文化比較研究」を行ってきましたが、2022年1月に入り新型コロナウイルスオミクロン株の流行により、関西研修は中止せざるを得なくなりました。今回の研修だけに限らず、新型コロナウイルスの影響を受け、学校生活の在り方が大きく変化した生徒達は、頭ではいたしかたない状況であることを理解しつつも、心の中では納得できずに、やりきれない思いを抱き、中には世の中に対して悲観的な感情を持ち始めている生徒もいます。
想像を絶するような多くの困難、極限状態を経験し、その中での気づきや唯一無二の経験談をお持ちの塩沼氏からお話いただくことで、悲観的になっている生徒たちにとって生きるための兆しになるのではないかと考えています。生徒たちには、日本文化である仏教への理解を深めるだけではなく、困難な状況下での心の持ち方や自分の心と向き合う大切さを学ぶ良い機会になればと思います。
中学3学年の学年主任である秋元 誠道(あきもと しんじ)教諭は「新型コロナウイルスの影響により、イギリス研修も関西研修も中止せざるを得なくなり、落胆している生徒が多くいます。これから先も、コロナウイルスだけではなく、思わぬ外的要因で自身が予想もしていない壁に直面するシーンもあると思います。価値観、技術、環境など多様な面で変化が激しい時代だからこそ、柔軟な考えを持ち、困難を乗り越える姿勢やこれからを生き抜く力を、今回の塩沼氏の特別講話を通して学んでほしいと思っています。」とコメントしています。
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【中学3年生教養講話】
◆日時:令和4年1月27日(木)
◆対象:麗澤中学3年生144人
◆場所:麗澤中学・高等学校 階段教室
【麗澤中学・高等学校について】
麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた次代に求められる真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。
麗澤中学・高等学校HP : https://www.hs.reitaku.jp/
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