プレスリリース
画像認識AIアルゴリズム開発のサイバーコアとSCオートモーティブエンジニアリング、顧客開拓や技術開発についての戦略的な業務提携合意書を締結。
画像認識AIアルゴリズム開発を手掛ける株式会社サイバーコア(以下「サイバーコア」、本社:岩手県盛岡市、代表取締役社長:阿部 英志)と、住友商事の100%子会社で自動車大手への技術提供等を行なうSCオートモーティブエンジニアリング株式会社(以下「SCAE」、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山ノ井 利美)はこのたび、サイバーコアのもつ世界でもトップクラスの画像認識関連アルゴリズムを活用したソリューションをSCAEおよびSCAEの親会社にあたる住友商事の顧客に提供することを目的とした戦略的な業務提携合意書を締結しました。
SCAEは大手自動車メーカーをはじめとした輸送機メーカーへさまざまなソリューションを提供しており、今回の業務提携により、サイバーコアがもつ画像鮮明化ライブラリ「LuxEye(R)」や軽量AIアルゴリズム「NeuroEye(R)」、欠損画像復元アルゴリズム「WipeEye(R)」、不良品学習が不要な正例判定AI「DetectEye(TM)」などの基幹技術を活かし、最先端の技術を用いた顧客の課題解決を推進することが期待されます。
サイバーコアはこれまで、日本企業ではほとんど成果が出ていなかった国際的なAIコンペティションで活躍。2018年に権威ある国際AIコンペティション&カンファレンス「CVPR 2018」の「iMaterialist」カテゴリーで2,261エントリー中準優勝の成績を収めました。また、今年4月には車両再識別(ReID)アルゴリズムが国際的なアルゴリズム評価サイト「Papers with Code」のランキングで世界1位を記録。続いて今年6月には画像AIの国際コンペティション「YouTube-VOS 2021 Challenge」で331エントリー中優勝を飾り、前述のカンファレンス「CVPR 2021」で2本のプレゼンテーションを実施するなど、高い技術力を有しています。
自動運転分野以外では、東京メトロですでに導入されているデプスカメラを用いた混雑率計測AIシステム「RushEye(R)」などのインフラ分野、ファクトリーオートメーション(FA)分野、医療&福祉分野、コンビニエンスストア等の小売分野など、幅広い分野でソリューションの開発実績を有しています。
今回の業務提携は、サイバーコアの強みである「技術力」に、これまで弱みであった「商業化力」「拡販力」をSCAEおよび住友商事グループが力強く補強する意味合いとなり、将来的な資本提携の可能性も視野に入れながら活動を推進して参ります。これを機に、本質的に価値のある技術を社会に提供する取り組みが一層加速することが期待されます。
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